考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< November 2013 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
何のために宿題をするのか
長男が中学だったか、「お父さん、宿題するのは何のためか知ってるか?」と聞いた。

いきなりそんなことを聞かれても、なかなか答えられない。
長男は「宇宙のためにやるねんで」と言った。

担任の先生が言ったらしい。
その時彼が理解していたかどうかはわからない。
先生がどういう意図で言ったかどうかもわからない。

しかし、「宇宙のために宿題をする」というのはすごい言葉だ。

先生はどういう意味で言ったかわからないが、想像するに「宇宙のため」というのは「全存在のため」ということだ。
全存在のために宿題をする、というのは「より善く生きるために宿題をする」という意味だろう。

普通の先生は「宿題をするのは自分自身のため」というところだろうが、この先生はそうではなかった。

中学生にとっては、なんだか分からないが、自分が宿題をすれば宇宙のためになる、ということで何となく納得したのかもしれない。

自分自身のためではなく、自分を超えたもののために宿題をする。

教育の本当の目的は、自分の利益や損得を超えたところにないといけないと思う。

本当の教育をしていれば、道徳など教えなくてもいい。

こういうことを言える先生はエライ。


| | 考えたこと | 21:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
愛の街から
鐘の音・・・
「Cite de l'amour... 愛の街。L'amour de la ville... 街の愛。ね、どちらがお好み?」
「私たちは今、数限りない愛の物語を知っています。そしてまた、数多くの未知の物語も持っています。さわやかな旅の街にそんなスケッチを求めて、愛の街から・・・」

このナレーションを覚えている人がどれくらいいるか…。

「愛の街から」という番組のアーカイブサイトができている。
http://aimachi.net/sitemenu.html
確かによくできた番組だったと思う。
毎回、男女をテーマにしたラジオドラマで、一話聴き切りで放送。
毎回違う土地が舞台になっていた。

萩尾みどりと久富惟晴がキャスト。
ぼくの中では、「愛の街から」というと、この二人しかいない。
萩尾みどりの舌足らずな話し方と、久富惟晴の渋いがコミカルなところもある役作りがこの番組の魅力を作っていたと思う。

アーカイブサイトを見てみると、ラジオドラマとしては大成功だったらしく、トップ3に入る時もあったらしい。

FMはぼくが中学校の時に本格的な放送が始まった。
ステレオで放送される、というのが画期的だった。
それまではラジオといえばAMだけだった。
1970年にはFMラジオがたくさん発売された。FM大阪が開局したからだ。

この年、マイラジオを買ってもらった。
ソニーのソリッドステートIC11というモデル。
電界効果トランジスタ(FET)とICが採用されたモデルだ。

ウチでは電気製品はソニーが良いとされた。
ソニーはまだ世界のメーカーにはなっていなかったが、ぼくの小学校の時に父が買った手のひらサイズのソニーのトランジスタラジオが初代だった。
もちろん、その前は真空管ラジオだ。

そのFMで77年から始まったのがこの番組。
ぼくが聴いていたのは、79年あたりから80年。ちょうど会社に入った頃だ。
80年の3月で萩尾みどりが降板し、ちょうど仕事が忙しくなってきたこともあって、聞くのをやめた。

ライミーとヨージというカップル名。
時々違う名前でもやっていたが、ライミーとヨージというとあの番組を思い出す。
萩尾みどりがいろんな女性をうまく演じ分けていた。
ただし、大阪弁のドラマはもうひとつだった。

ドラマの中に音楽が挿入される。
ほとんどが洋楽だった。
時にユーミン特集などがあった。

日曜日の朝、鐘の音が鳴って始まる。

音楽もよかったし、二人のキャストも魅力的だった。
新しいFM時代のラジオドラマだったと思う。

最近やたら昔が懐かしい。

| | 考えたこと | 00:51 | comments(0) | trackbacks(0) |