考えたこと2

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動物愛護
動物愛護が出てくるドラマを見た。

“animal rights activist”という言葉が使われている。
”animal rights”という言葉は、直訳すると「動物の権利」となる。
というか、そういう意味にしか取れない。

「動物の権利」とはどういうことか。

動物には本能があるだけだ。
もちろん本能に従った意志もある。
人間をリーダーと認め、群れを作ることもあるし、人間を親と思って従うこともある。
だからといって、それを権利だと考えることはないだろう。
もちろん、義務も感じない。

牛や鶏や豚のように、人間が食べるために育てる動物もある。
そんな動物に権利もクソもあったもんではない。
いずれ殺すのだから。

ここでいう「動物」とは、人間の社会の中で生きているもののことだろう。
自然界での人間は、動物の権利を愛護するほど強くない。

結局はペットの権利を愛護するということになる。
ただ、ペットの動物たちが、権利を主張しているわけではないので、勝手に人間が守ってやらないといけない、と思っているのだ。

全ては人間中心の思い込みと言っていいと思う。
ヒューマニズムというやつだ。
西洋では人間が特別なものという考えがある。
そういう立場から出てきたのが、動物愛護という考え方だ。

日本にはヒューマニズムという考え方はない。
動物も人間も同じ生き物だ。

人間が特別で、動物を愛護するという考え方と、人間も動物も同じ生き物だという考え方の、どちらがしっくりくるだろうか?

ぼくは東洋人なので、人間も動物も同じ生き物だ、という方が腑に落ちる。

そういう前提で考えることこそが、真の愛護だと思うのだが…。


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