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2011.09.18 Sunday
昭和の洋楽
何度も書くが、ぼくらのティーン・エイジャーの時代は、洋楽と邦楽が混在した時代だった。
深夜放送のベストテン(ベストテンという番組ではない)では、半分が洋楽、半分が邦楽という時代。 普通の中学生が、学校で洋楽の話ができた時代。 ネットで1970年の洋楽ヒットを調べると…、 エジソン・ライトハウスの恋の炎、エンゲルベルト・フンパーディンクの太陽は燃えている、オリジナル・キャストのミスター・マンディ、カーペンターズの遙かなる影、クリスティーのイエローリバー、サイモンとガーファンクルの明日に架ける橋、シカゴの長い夜、ジャクソン・ファイブのABC、ジェリー・ウォレスの男の世界、ショッキング・ブルーのヴィーナス、シルヴィ・バルタンの悲しみの兵士、スリー・ドッグ・ナイトのママ・トールド・ミー、ディオンヌ・ワーウィックの恋よさようなら、ダニエル・ビダルのカトリーヌ、トム・ジョーンズのデライラ、パートリッジ・ファミリーの悲しき初恋、ハープ・アルパートとティファナ・ブラスのマルタ島の砂、バフィー・セントメリーのサークル・ゲーム、ピーター・ポールアンドマリーの悲しみのジェットプレイン、ビートルズのレット・イット・ビー、B.J.トーマスの雨に濡れても、ブレッドの二人の架け橋、ヘンリー・マンシーニのひまわりのテーマ、ホセ・フェリシアーノの雨のささやき、マッシュ・マッカーンの霧の中の二人、メリー・ホプキンのしあわせの扉、ルー・クリスティの魔法、レターメンのミスター・ロンリー。 これぞ、枚挙に暇がないというところ。 1970年のヒット曲、今では忘れたものもあるが、聞けば絶対に思い出せる。 アメリカあり、イギリスあり、フランスありというランナップだ。 エンゲルベルト・フンパーディンクは、きっとラスベガスで聞くといいだろうと思う。 カーペンターズはこの年が売れ始め。 サイモンとガーファンクルは言うに及ばず。 シカゴはブラスロックの始まりだった。 ジャクソン・ファイブのABCはまだマイケルが小さい頃。 ジェリー・ウォレスはマンダムの宣伝でおなじみだが、この1曲だった。シングル盤を買った。典型的なワンヒットワンダラー。 ショッキング・ブルーはEm/Aのコードが印象的。 シルヴィ・バルタンはきれいだった。 スリー・ドッグ・ナイトはいいバンドだった。 ディオンヌ・ワーウィックはバート・バカラックが売りだした女性歌手。 ダニエル・ビダルはフランス人形みたいだった。 トム・ジョーンズは円熟のシンガー。これもラスベガスで見てみたい。 バフィー・セントメリーのサークル・ゲームは映画いちご白書のサウンドトラックだった。 PPMはコーラスがきれいだった。 ビートルズはこの曲から入った。 B.J.トーマスも映画明日に向かって撃てのサウンドトラック。 ブレッドはメロディがきれいだった。 ヘンリー・マンシーニ、ハープ・アルパートというようなインスト曲もあった。 ホセ・フェリシアーノは盲目のギタリスト&シンガー。 レターメンは何人グループなのか知らないが、曲は知っている。 今の中高生を見ていると、圧倒的にJ-POPだ。 洋楽を聞いているのは、かなり少ないらしい。 それは当然だろうと思う。 今ならぼくでも洋楽は聞いていないだろう。 しかし、あの頃は違ったのだ。 それがいいか悪いかはわからない。 人は時代を選べない。 |
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