![]() |
2011.09.02 Friday
昭和25年
朝のドラマで昭和25年当時の日本をやっている。
昭和20年が終戦。それから5年後。 ドラマによると、戦争が終わり、不足していた物資も徐々に満ちて、景気がよくなってきて世の中が明るくなってきたころらしい。 ぼくが生まれる7年前は、そんな時代だったのか。 ものごころついた頃というと、生まれてから5年くらいだから、ぼくが覚えている日本は今のテレビの12年後になる。 まだまだ貧しかったと思うが、それでも戦争は跡形もなかった。 神戸だから、空襲があったところだが…。 電話が一般的になったのは小学校の高学年。 それまでは「呼び出し」の家も多かった。 呼び出しというのは、近所の人に電話をかけて、その家の人を呼び出してもらう、という仕組み。 当時は個人情報など問題にならなかったから、頼んで電話番号を公開してもらっていた。 幼稚園の頃はまだラジオの時代。 だから当然、昭和25年もラジオの時代。 ドラマを見ていて、電話機に番号がないのには驚いた。 受話器を取ると、交換につながって、それで番号を言っていたらしい。 さすがにそんな電話機は見たことがない。 たぬきそばが18円と言っていた。 ぼくは覚えていないが、おそらくものごころがついた時には、倍にはなっていたような気がする。 景気がよくなって、物価も上昇したということだろう。 ドラマでは、世の中明るくて、楽しそうだ。 テレビもないし、冷蔵庫もないし、クルマやクーラーもまだない。 それでも、みんなもっと豊かになると信じて生きていっている。 あの頃の人が、今の日本を見たら、羨むだろうか…、まあ羨むと思う。 色々便利になった。 しかし話をずっと聞いていたら、えらい時代だ、とあきれるかもしれない。 |
![]() |