考えたこと2

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フローとストック
フローとストックという言葉、最近よく使われるようになった。

これは、企業でキャッシュ・フロー計算書というものができて、一般的になったのではないかと思う。

Wikipediaによると、「フローは一定期間に流れた量のことで、その対語になるのが、ある一時点において貯蔵されている量であるストック」とのこと。
要は、風呂に水を入れる時に、入れている水の流量がフローで、貯まった水の量がストックということになる。

最近の30代の人で、仕事ができる人を見ていると、ぼくらの世代とはちょっと違うということに気付く。
それは、知識とか、情報とかいうものをフローとみるか、ストックとみるか、ということに通じるのではないか。
1980年代に生まれたパソコンは、1990年代に入って高性能化し、2000年に入ってインターネットの端末になった。
それらをものごころついた時から経験しているのが、今の30代だろう。

だから、情報はあふれるほどあるものであって、それをストックしようとは思わない。
必要最低限のストックで、いかにフローを大きくするか、ということがこの世代の考えだろう。
つまり、知識の量は大きくなくても、その知識でどうやってより多くの情報をさばくか、という問題だ。

ぼくらは知識のストックを増やすことが目的だった。
そんなに知識があふれていないころ。
インターネットの検索など、思いもよらなかった。
さばききれないほどの情報に埋もれるということは、考えられなかった。

そこが彼らと大きく違う点だと思う。

彼らは時代に適応して、フローを重視している。
ぼくらストック世代は、時代遅れなのだろう。

今の30代の人たちが50歳を過ぎたとき、どういう世の中になっているのだろうか。


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