考えたこと2

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排泄
入院して思ったことは、年をとると子供に戻るということ。
4人部屋だったが、昨日も書いたとおり、男性はダメだ。
やれ、ここがイタイとか、そこがうっとうしいとか、そんな文句ばかり。
もっとも、年は80くらいだろうと思うが…。

看護婦さんが、今日治療したばかりだから、今日は我慢して…と言っても、こんなものは余分やから取ってしまうとか、気持ち悪いから外せとか、そんなことばかり言う。
やっぱり男は生命力が弱いなあ、と思う。

女性のほうが出産するだけ、強いような気がする。、
やっぱり生命力がちがうのだ。
だから、女性のほうが平均寿命が長い。
総体に、病院の中の女性は男性よりも元気そうだ。

しかし、見ていて自分もそうなるのかと思うと、情けない。
せめて、じっと我慢して、看護婦さんに、そんなに我慢しなくてもいいですよ…、などと言われたいものだ。
泣きたいときになっても、泣かないでがんばる。
そういう風に教えられてきた男性が、ああなっていると思うと、戦後生まれはよけいにダメだなあと思う。

特に困るのが排泄。
これはシンドイ。
歩けなくなると、トイレに行けない。
だから、管をつけるということになる。
これが情けない。
それだダメなら、紙おむつ。

うーん、これもつらい。

生きるためには、そういうものも我慢しないといけない、という分別があればいい。
または、こういう状態になったら、もう生きたくないという分別でもよい。(今のところは認められないが…)

しかし、何かわからないうちにそういう状態になって、そのまま生きるというのは情けない。

人間にとって、排泄というのは、大切なものだ。
食べれば排泄しなければならない。
排泄が生死に直結する。

子供も、いつオムツが外れるか、いつ一人でトイレに行けるかがとても大切。
まあ、それができないまま大きくなる子供はいないが、つまづく子供はいるだろう。

しかし、大人になって、排泄行為が一人でできないのはつらい。

普段、簡単にトイレに行って、排泄しているが、これはすごいことなのだ。

口の中から、食道を通って、胃で消化し、十二指腸、小腸を通って吸収し、大腸で肛門になる。
水の場合は、腎臓を通って、膀胱から尿路の順だ。

これだけの過程の全てが正常に働いてこそ、排泄ができる。

どれひとつ調子が悪くなっても、正常に排泄はできない。

だから、いざとなったとき、排泄をどうするかというのは大問題だ。

家族に「排泄問題についての対応」という文書を残しておくことが必要かもしれない。


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