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2010.05.07 Friday
自分の土俵
相撲取りではないが、自分の土俵というものは大事だ。
自分のテリトリー、自分の得意分野、自分の領域などと置き換えてもよい。 いつも、困ったことがある。 何で、いつも困ることになるのか…。 自問自答して考えても、わからない。 ところが、ある日、気がつく。 相手の土俵で相撲を取っていたのだ。 何か、暗黙の了解事項があって、相手の土俵になることが多い。 そういうときは、隠れている条件を探さないといけない。 そして、それにかまわず、自分の土俵に持っていくのだ。 そうすると、相手が面食らう。 そして、交渉を有利に進めることができる。 今、戦っている土俵はどこなのか、と考えることが大事だ。 暗黙の了解事項、これがくせ者だ。 こういうのがあると、負けるに決まっている。 それが、見えやすいものならまだいいのだが、隠れている。 自分もそれが当たり前だと思っているから、始末が悪い。 たとえば、こちらが何かを計画して、それを作ってもらうというような場合。 その量が少なければいいのだが、決まった量より多いと相手は減らしてくれという。 当然、減らすのだが、その間、いろいろと文句を言われることがある。 これは、相手の土俵に入っているからだ。 この場合、相手の土俵とは、「こちらが依頼する側で、あちらが依頼される側である」ということ。 自分の土俵とは、「こちらが依頼するのも仕事なら、あちらが依頼されるのも仕事」ということ。 「当たり前ではないか」というかもしれないが、この差は大きい。 その証拠に、こちらが依頼するのをやめると、あちらは困る。 それが仕事だから、なくなるのは困るのだ。 こういう暗黙の了解事項を見つけ、それをひっくり返すことを考えないと、交渉ごとはうまくならない。 自分ができないから、言っているのだが…。 |
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