考えたこと2

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思い
人それぞれ、思いは違う。

落語をやるということは、大変だと思う。
セリフを忘れて30秒もだまったら、聞いている方は、果てしなく続く静寂のように思える。
それがわかっているから、何があっても続けなくてはならない。
下げのセリフが終わって、トントンという締太鼓の音が聞こえて、そして舞台を去る。
そこまでは、何があってもつとめなければならない。

次男が文化祭のステージに出た。
練習の時に、真っ白になってフレーズを忘れたという。
本番で大丈夫だろうか、と心配していた。
そこで、父としては、バンドは4人で一緒に出るのだし、自分が少し間違えても音楽は影響なく流れているから大丈夫、と言った。
落語は、一人で話すから、大変や、というわけだ。

ところが、次男が、落語はシャベリやろ、という。
しゃべるのはいつもやっている事やから、慣れているが、それに比べてギターを弾くという事はいつもやっていない事だから、もっと大変だという。
なるほど…。

たしかにシャベリはいつもやっている。
ギターを弾くというのは、それに比べると頻度は低い。

リクツやなあ…と感心した。

人間、自分がやっていることが、一番大変だと思うものだ、という教訓。

まあ、落語もギターも、人様に聞いていただくのは、大変だということか…。



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