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2009.08.09 Sunday
昔は面白かった
ぼくは、昔はもっと面白い人間だった。
当然、自己評価である。 22歳の時がピークだったかもしれない。 でも、35くらいまではそんなに人間が変わったとは思わなかった。 ところが、35を過ぎて、40くらいになると、どうも勝手が変わってきた。 「しょうもないこと」に関する脳の引き出しが減ってきたような感じ。 しょうもないことには、2種類ある。 本当にしょうもないことと、しょうもないことではあるが、話すに値するしょうもないことだ。 その、いい方のしょうもないことを思いつくことが減った。(当然、ぼくの主観的判断だが) 話すに値するしょうもないこととは、風呂で身体を洗う時の順番は決まっているか?とか、おいしいものは最初に食べるか、最後に食べるか?とか、神さんは座布団に座っているか?とか…。 たしか、前にも書いたような気がするが、どんどん自分がしょうもない人間になっていく。 年をとって頭が固くなる、という事かもしれない。 限られた引き出しが、現実で一杯になってしまった…。 でも、もっと面白いことをいろいろ考えていたハズだ、と思う。 年をとって、あの考えはどこかに行ってしまったのだろうか。 頭の中から消え去って、どこかに行ったのか。 消え去っているわけではなく、どこかに隠れているのかもしれない。 脳の能力は無限、というから、どこかの引き出しに入っていて、忘れ去られているのかもしれない。 それを思い出したい…、と強く思う。 あの頃の面白かった自分、まだ世の中のことを知らなかった自分、まだ大人になりきれていない自分。 大人になるのと引き替えに、面白くない人間になるのなら、そう言っておいてほしかった。 だからどうなるものでもないが、それを聞いていれば、もう少し気をつけて大人になっただろう。 |
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