考えたこと2

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ツバメ2
去年の5月にツバメのことを書いた。

こないだ歩いていたら、ツバメが飛んでいた。
「ああ、ツバメの季節…」と思ったのだが、去年より2ヶ月も遅い。

去年は家の隣のマンションに巣を作っていたので、気づくのが早かった。
巣は通気口だったのだが、今年はそこには巣が作れなくなったので、毎日見ることがなくなってしまった。

スズメと違って、ツバメの飛行は速くて美しい。

スズメはバタバタと飛んでいるという感じだが、ツバメは空をすべるように飛ぶ。

普通のツバメの最高速度は時速200キロを超えるらしい。
なおかつ、その速度で自由に曲がる…曲がるといっても、空中なので3次元だ。どんな平衡感覚を持っているのだろうか。

そして、それを自由にコントロールする。
そのうえ、空中を飛んでいる虫を捕まえるという離れ技を、当たり前のようにやってみせる。

人間はマッハの速度で飛ぶ飛行機をつくっているが、どうしたって垂直尾翼が必要だ。
後ろの方にまっすぐ立っている羽根…、自由に方向を変えるためにはこの尾翼がいるのだろう。

でも、ツバメにはそんなものはない。
三日月型の羽根が水平にあるだけ。

身体をねじることができるから、垂直尾翼が要らないのだと思う。
ムダのないすばらしいデザインだ。
本当に美しいと思う。

手羽先を食べると、いつも思うことがある。
あの骨の中は空洞だ。
身体を軽くするために、鳥たちは骨の中が空洞になっている。
生命の神秘だなあ…と思う。

生命が水から生まれたのは間違いない事実。

空を飛ぶということは、水から生まれた生命にとって、大変なことだ。

飛びたい…という意志がどこにあったのだろうか…。

ツバメを見るたびに、毎年すごいなあと感心する。

去年も書いたが、また同じことを書く。

日本で雛を育て、4ヶ月ほどしたら、また2000kmを飛んでいかなければならない。
因果な商売…とは思っていないだろうが、それが彼らが選んだ人生(鳥生)だ。
近い仲間のスズメたちは、ずっと同じところで生活するのに、わざわざシンドイ生き方を選んだ彼らは何となく孤高な感じがする。(勝手に人間のぼくが思っているだけの話だが…)

残暑が厳しい頃まで、雛を育てて、無事に帰ってほしいと思う。




| | 考えたこと | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
今日までそして明日から
夕刊を見ていたら、吉田拓郎の歌碑が広島にできたとのこと。

「今日までそして明日から」の碑。

広島フォーク村から出てきて、「古い船をいま動かすのは古い水夫じゃないだろう」というレコードを出した(はずだ)。
このころに、「今日までそして明日から」を聞いた(はずだ)。

その後、「イメージの詩」、「人間なんて」…これはよく聞いた。

1972年、「結婚しようよ」が出て、一気にメジャーになった。

シンガー・ソング・ライターという言葉も、日本では拓郎が最初ではないか。

キャンディーズや浅田美代子に曲を書いた。
森進一の「襟裳岬」も拓郎の曲だ。

「今日までそして明日から」は中学の時にギターの練習をした曲だった。

 私は今日まで生きてきました
 時には誰かの力を借りて
 私は今日まで生きてきました
 そして今私は思っています
 明日からもこうして生きていくだろうと

拓郎ももう62歳。

ぼくも年をとるはずだ…。


| | 音楽 | 01:34 | comments(0) | trackbacks(0) |