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2008.07.24 Thursday
バイオリンとストリングス
バイオリンは、ソロとユニゾンの両方が楽器として使われる。
ユニゾンといっても、大人数だ。 バイオリンが集まると、ストリングスという名前になる。 ギターを大人数集めても、ギターだろうと思う。 でも、バイオリンが集まると、ストリングスになる。 なぜだろう…。 バイオリンはフレットがないから、音程が人によって微妙に違うことと、弓で弾くために、持続音が出せるからだろう。 だから、何人もで弾くと、音が厚くなる。 微妙に違う音程が、うなりを生じているから、別の楽器のような音になる。 わざわざ、元の音の周波数を揺らして音を厚くする「コーラス」というエフェクターと同じことを、実際の楽器でやっているということだろう。(というより、コーラスというエフェクターは、このストリングスの効果から作られたのかもしれない) 電子キーボードには、必ずストリングスという音色がある。 ポップスにはストリングスの音色がつきものだ。 松任谷由実の「卒業写真」。 最後のコーラスのところ。 あなたは 私の 青春そのもの… ここでストリングスの高い音が出てくる。 バリー・ホワイトの「You're the First, the Last, My Everything」という曲。 大好きな曲だが、ビートをきかせたドラムスの裏で、ストリングスのフレーズが流れる。 Wham!の「Last Christmas」。 細かいリズムのストリングスによる伴奏が曲を引き立たせている。 挙げれば、きりがない。 バイオリンのソロもいいが、ユニゾンで弾くストリングス…これは本当に贅沢な楽器だと思う。 |
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