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2008.07.15 Tuesday
コバルト・アワー
このところ、ユーミンの古いアルバムを聴いている。
なかでも、コバルト・アワーはいい。 1975年とは思えない。 ストリングスとエレピ、鈴木茂のクリーンなギター、モータウン風のコーラス…。 「コバルト・アワー」のイントロの飛行機の音、転調の連続のメロディ。 「卒業写真」や「何もきかないで」のギターは、レス・ポールを思わせる、メロディックなソロ。 「ルージュの伝言」…最初は「ルージュ」の意味がわからなかった歌詞。街は「Ding Dong」遠ざかっていくのだ。 「少しだけ片想い」という気のきいたタイトルと、イントロのギター。 「雨のステイション」の二声のコーラス… 他にもたくさんアルバムはあるけど、ぼくはこれがベストアルバムだと思う。 これが、1975年。 吉田拓郎が、「人間なんて」を歌い、「シクラメンのかほり」がレコード大賞。 いかにユーミンが新しかったんだろう…と思わされる。 いい曲は他にもたくさんある。 でも、アルバムは、これが一番。 凝ったコードと、そうは思わせないわかりやすいメロディ、バラエティに富んだリズム…。 あのピンク色のイラストのジャケットもよかった。 1975年…まだ、LPレコードの時代だったんだから…。 |
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