考えたこと2

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ボブ・グリーン
知っている人は少ないかもしれない。
グリーンはGreenではなく、Greene。

以前は文庫が出ていたが、今は入手できる本はあまりない。
シカゴの新聞のコラムニスト。

1947年3月10日生まれだそうだから、現在61歳か…。

何年か前にこの本は面白い、ということで借りた文庫を読んだが、本当におもしろかった。

何がどう面白いのか?と言われると説明が難しい。
人間について、出来事について、自分が思うことを書いている。
その書きようがおもしろい。
短い文章で生活を語り、友達を語り、人間を語り、社会を語り、人生を語る。

こないだ、どうしても読みたくなって、古本を何冊か買った。

一つひとつのコラムは数ページだが、読んでいて、そうやろな…と思える。
波長が合うという表現がぴったりかもしれない。

コラムやエッセイの類は大好きだが、説教臭かったり、説明がくどかったりして、ぴったりくると思える本は少ない。

最後まで読むものの、少し霞がかかったような気持ちになるものが多いなか、ボブ・グリーンの本は印象に残るものだった。

今は「アメリカン・ヒーロー」というコラム集を読んでいるが、有名人がいろいろと出てきて楽しい。
ちょうど10歳違いだが、ぼくも知っている人がたくさん出てくる。

実業家あり、ミュージシャンあり…。

ゴシップを書いているのではなく、その人の素顔を書く。

こういう人の文庫は残してほしい。

今は古本が手に入りやすいので助かったけど…。

こういう人にどれだけ会えるかが、人生の楽しみの一つだろうと思う。




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