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2007.04.24 Tuesday
ぼくらの時代
なぜかはわからないけれど、時々頭の中に流れる歌がある。
誰しもいくつかのレパートリー?があるのだろうが、最近よく頭の中で流れるのは、オフコースの「ぼくらの時代」という歌。 リフレインの部分の歌詞が、 もうそれ以上そこに立ち止まらないで ぼくらの時代が少しずつ今も動いている というもの。 あまりはやった歌ではないのだが、どういうわけかこの歌はよく覚えている。 リフレインのあと、最初はこんな歌詞だ。 あの頃に戻ってやり直したいこと 誰にでもそれぞれ心の中に 時は移りゆくもの明日を見つめて あの頃は時々ふりむくだけにして この歌は、小田和正が古い世代に向けて作った歌のように見える。 ずっとそう思ってきた。 こんな歌詞が続く。 あなたの時代が終ったわけでなく あなたがぼくたちと歩こうとしないだけ ああ 心を閉じて背を向けるひとよ ぼくらのことばに耳を傾けて 今になって、この歌の「あなた」は同世代のことだろう…と思うようになった。 この頃、若者の「しらけ」が言われていた時代だった。 しらけてないで、頑張ろう…という意味だったのかもしれない。 作られたのは1980年だから、今から27年前。小田和正が30代の前半である。 もう学園紛争も落ち着いて、あれは一体何だったんだろう…という世相だったと思う。 いったい何をしてきたのか…という思いの中で、「あの頃」にとらわれず、明日を見つめて、自分の信じる道を行こう、という歌だったのだろう。 今になって、ようやくわかった。 まだしばらくは頭の中で流れていると思う。 |
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