考えたこと2

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うそ
4月1日はエイプリル・フールだった。

余裕がある頃は、明日はエイプリル・フールだから…とウソを考えたこともあった。
昔は、今よりもエイプリル・フールが盛んだった(盛んとはどういうことか、という声はあるだろうが)という気がする。

今でもないわけではないが、新聞に面白い記事があったり、ニュースでエイプリル・フールにちなんだ話があったりしたように思う。
最近はテレビをあまり見ないから、やっているのかもしれないが…わからないだけかな。

何となく世相が暗くて、エイプリル・フールどころではないのかと思う。

この日についてもいいウソとは、罪のないウソということになっている。
罪のないウソというのは、だまされた方も笑ってしまうというようなウソのことだろう。

自分のためにつくウソは、よくない。罪がある。

でも、罪のないウソもあるし、人を救うウソもある。
ウソも方便という。
英語では、ぴったりと来るものがないようだ。色々なサイトに出ているが、“The end justifies the means"という感じらしい。
結末がよければ、方法は正当化される(だから、そういうウソならよい)ということ。

ウソというと、「めぐり逢い」という映画のクライマックスのシーンを思い出す。
エンパイアステートビルの屋上で会おう、と再会を約束した男女が、結局は会えずに離ればなれになってしまう。
実際には男は会いに行って、ずっと待っていたが、女は来なかった。女は会いに行く直前に事故に遭い、行くことができなかったのだ。
おまけに、その事故のために、女は歩くことができなくなってしまう。

その二人が、時を経てもう一度会う。男が女の家に訪ねていく。
女はソファーに座ったまま、応対する。

そこで、男は「ぼくは行かなかった」とウソをつく。
女は、「私は行ったのよ」とウソをつく。

男は、女が来なかったことを知っているから、ウソをついたのだし、女は、自分が行けなかったことがわかっているから、ウソをついたのだ。

結局はそのあとハッピーエンドになるのだが、このシーンは泣かせる。

お互いに、相手を傷つけまいとして、ウソをつき合うのだ。

途中で話が変わってしまったが…いいウソもある。

いいウソをつけるのが、本当のオトナなのかもしれないなあ。



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