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2006.06.17 Saturday
I'm so tired
疲れたときに、必ず頭の中で鳴る曲がある。
ビートルズのホワイトアルバムの中に入っている、I'm so tiredという曲。 このアルバムはまとまりがないが、いい曲がたくさん入っている。 Back in the USSR, オブラディ・オブラダ, While my guiter gently weeps, Black bird, I will, Mother nature's son…などなど。 I'm so tiredという曲は、ジョン・レノンがホントに疲れたような歌い方で、歌詞の意味はよく分からないが、「オレは疲れてんねん」という感じがすごく表れている。 疲れた時には、この曲の出だしの部分"I'm so tired, I haven't slept a wink."というところが聞こえる。 後半のサビの部分は一転して元気(というか、やけっぱちみたいな感じ)になるのだが…。 そんなにいい曲でもないし、FMなどでオンエアされるような曲でもないのだが、妙にジョンの声と出だしの部分の歌詞が頭の中に残っている。 「あ〜、疲れたなあ」と思うときには、二カ国語放送みたいにこの歌が聞こえる。 こんな風に、特定の感情とつながった曲というのは他にはない…と思う。 うれしいときに鳴る曲、悲しいときに鳴る曲、切ないときに鳴る曲、楽しい時に鳴る曲…あってもいいとは思うが、思いつかない。 ということは、その時々で違うのかもしれないし、音楽とは結びつかないのかもしれない。 考えてみると、うれしい、悲しい、切ない、楽しいなどの感情には、その時々でその感情につながる物事があるような気がする。 何かがあったから、そんな感情が生じているのだ。 でも、疲れた、という感情(これを感情と言っていいのか…)は特定の物事につながらない場合が多い。 だから、特定の曲と結びつくのかな。 いろんな事があって、何となく疲れてしまう。 そんなとき、ジョンの声が聞こえる。 ということは、もしも疲れ切ってこの世から去るというような事があれば、最後に聴く曲はこの曲か…。 せっかくなら、ちゃんと歌詞を覚えておかないと、中途半端になるなあ。 人生最後に聞こえる歌、何か心当たりありますか? |
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