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2005.08.30 Tuesday
きっと忘れない(with Honors)
TSUTAYAで面白そうだったので、借りた。1994年の作品。
期待通りの映画だった。 ジョー・ペシがホームレス、ブレンダン・ブレイザーがハーバードの大学生の役で出ている。 卒論間近の大学生がホームレスの男と知り合う。 最初はホームレスを嫌っているが、次第に彼の過去を知り、考えを知り、そして彼の人生を知ることになる。 ルームメイトの大学生も加え、最後には5人の学生がホームレスと心を通わせる。 ストーリー展開としては、よくあるパターンという感じだが、バックの音楽もいいし、二人の役者がよくて、引き込まれる。 ラストシーンが近づくとともに、大学生たちとホームレスの友情が高まり、ハーバードという、権威のかたまりのようなところの学生が、事情があってホームレスにならざるを得なかった男の考えに共感し、権威よりも自分に素直になること、という選択をしていくところがこの映画の主題。 ちょっと過激な意見もあるが、要は権威を信じ込まず、自分の考えを持て、ということを学んでいく。 with Honors、誇りをもって生きろ、ということか。 卒論で賞を取ることよりも、もっと大切なことがある。 青春の一途さ、仲間との友情、人生の悲哀、人間の温かさ、そして死・・・この映画のようなことは、映画の中にしかないだろうが、だからこそ映画にする価値がある。 涙もろい人は、ラスト近くでは、絶対にタオルが必要です。 |
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