考えたこと2

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きっと忘れない(with Honors)
TSUTAYAで面白そうだったので、借りた。1994年の作品。
期待通りの映画だった。

ジョー・ペシがホームレス、ブレンダン・ブレイザーがハーバードの大学生の役で出ている。

卒論間近の大学生がホームレスの男と知り合う。

最初はホームレスを嫌っているが、次第に彼の過去を知り、考えを知り、そして彼の人生を知ることになる。
ルームメイトの大学生も加え、最後には5人の学生がホームレスと心を通わせる。

ストーリー展開としては、よくあるパターンという感じだが、バックの音楽もいいし、二人の役者がよくて、引き込まれる。

ラストシーンが近づくとともに、大学生たちとホームレスの友情が高まり、ハーバードという、権威のかたまりのようなところの学生が、事情があってホームレスにならざるを得なかった男の考えに共感し、権威よりも自分に素直になること、という選択をしていくところがこの映画の主題。
ちょっと過激な意見もあるが、要は権威を信じ込まず、自分の考えを持て、ということを学んでいく。
with Honors、誇りをもって生きろ、ということか。
卒論で賞を取ることよりも、もっと大切なことがある。

青春の一途さ、仲間との友情、人生の悲哀、人間の温かさ、そして死・・・この映画のようなことは、映画の中にしかないだろうが、だからこそ映画にする価値がある。

涙もろい人は、ラスト近くでは、絶対にタオルが必要です。

| | 映画・舞台 | 00:03 | comments(0) | trackbacks(0) |