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2005.08.05 Friday
子どもの誕生日
今日は次男の12回目の誕生日だった。
「生まれて、もう12年も経つのか・・・」とつい口に出して言ったら、 「当たり前や。」と次男に言われた。 「そら、年とるはずやなあ。」というと、また、 「当たり前や。年とるに決まってる。」 昔は、年をとっても、本当に年をとるとは思っていなかった。 年をとることの意味が分かっていなかった、と言ってもいいだろう。 年齢を重ねても、「老いる」とは思っていなかったのだ。 ある年齢を超えると、老眼が進み、朝寝ができなくなり、人の名前が出てこなくなり、やたら「あれ」が増える。 忘れたものは、「あれ」になる。「あれ取ってきて」「これは、あれやなあ」などと言いはじめる。 テレビに対して怒ってみたり、読んだ本の題名が出てこなくなったり・・。 自分の誕生日は、さしてそんなことを思わないが、子どもの誕生日には、すごくそんなことを思う。 生まれてずっと、成長を見てきたからなんだろうか。 老化する・・・ね。 こないだ、テレビで老眼の説明をしていたが、生まれたときから老化は始まっている、というような言い方だった。 年をとると、それがわかるようになるだけらしい。 ということは、成長=老化ということになる。 そうだ、老化するということは、成長する、ということか。 人間は成長しつづける・・・。 そんなふうに考えて、年をとれたらいいと思う。 少し、むずかしいですけど。 身体は老いていきますからね。 でも、心は成長するんでしょう。 |
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