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2022.07.28 Thursday
お世話になりました
今日は今年に入って20回面談をした学生が、最終決定を相談に来てくれた。
同業種で2社内定を取って、どちらにも正直に迷っている、と伝えている。 ちゃんと両方の会社の若い人とも面談を申し入れて、人事に快諾してもらった。 どちらの会社の内定者懇親会にも出て、それも確認した。 いろいろと情報を収集して、その上でもう内心は決まっていた感じだ。 自分は夏休みまでに決める、ということが目標だった。 公約通り、頑張った。 最後の決め手は同業他社だけあって、仕事内容というよりは給料面。 もちろん働きにもよるのだろうが、3年で50万の差がつくという。 心情的には最初に内定をもらった会社に行くのかな、と思っていたが、その話を聞いて心が動いたということだった。 ぼくでもそうすると思う、と伝えた。 だいたい、そういう相談は本人の中に答えがある。 その背中を押してほしいのだ。 そういう時は表を作る作業をする。 会社概要の比較だ。 給料、研修制度、福利厚生、平均残業時間、休日数、仕事内容など。 外面的な比較をして、その上で本人の話を聞く。 明らかにどちらかは止めたほうが良い、という場合以外は本人の話を聞くことが仕事。 相談業務というのは、結局その人の中にある答えを見つける手伝いをする仕事なのだろう。 夏休みは旅行をして、秋学期は卒論のゼミだけだ。 後輩のために、ということで、受験記録の用紙を渡して、決定先の書類を渡す。 もう来ることもないだろう。 「お世話になりました」と言って帰っていった。 これからどんな人生が待っているのだろう…。 |
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