考えたこと2

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中国のキャッシュレス事情
旅のメルマガで、中国のキャッシュレス事情について書かれていた。
それによると、中国がツーリストは日本に来て驚くことの1つが、日本ではまだ現金決済しかできないことが多いことだという。

中国ではもはや財布を持ち歩かない人が増えているらしい。
もちろん都市部の話だろうが…。
日本の店では「現金しか使えない」と言われてびっくりした、というコメントがあった。

キャッシュレス化を進めることで、現金を扱わなくてもよくなり、社会が効率化するのは事実。
お金を数えたり、預けに行ったり、引き出しに行ったりする手間が省ける。
アルバイトの学生がよく言うが、レジ締めの作業を任されると大変だという。
レジを締めるとは、現金とレジの記録を確認する作業だろう。
それが合っていたら、OKということだ。
こういう仕事が一切なくなる。

また、脱税や賄賂の多くはトレースできない現金を使う。
習近平が腐敗防止のためにキャッスレス化を進めたという話もある。
下位の権力者に賄賂を渡すくらいなら、正式に共産党に出せということかもしれない。

キャッシュレス化とはお金がトレースできるようになるということで、それを嫌う人たちが反対している。

マイナンバーも同じようなものだ。
分割して持っている銀行口座や、お金の動きがマイナンバーでまとめられるようになると困る人がいる。
左は共産党から、右は自民党まで、ダーティなお金がほしい人たちはマイナンバーには反対だ。

中国ではQRコードを読み込んで、銀行口座の情報を紐づけると、簡単に電子決済ができる。
日本でも同じことをやろうと思えばできるのだろう。
要は強権を使ってやれるかどうかだけだ。

普通のサラリーマンは、全く問題ないと思う。
それでも、個人情報が…などといって反対を煽る人たちは、ダーティなお金が欲しい人だろう。
一部の政治家や個人事業主などは、それで恩恵を受けているのだと思う。

キャッシュレス推進協議会が発表したものでは、日本のキャッシュレス化率は24.2%。
アメリカは47.0%、カナダは62.0%、イギリスは57.0%で、中国は77.3%、韓国は94.7%。
日本は本当に遅れている。

おしなべて先進国が低くなっているのは、現金を扱うシステムが確立されていたり、不明朗な現金が多いのもあるだろう。
日本の役人はクリーンだと言われている。
賄賂を使って当たり前のように便宜を図る国も見てきたが、それに比べると日本の役所はまともだと思う。
法律がおかしかったり、規制改革ができない体制はどうかと思うが、現場がクリーンだからこそ続いているのだ。

でも、戦後70年以上経って、もうぼちぼち変えないと、本当に発展途上国になってしまうぞ。



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