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2026.04.06 Monday
今年の桜 3
今年の桜という記事を書いたのは3回目。
2013年、2024年のこの時期に書いていた。 日本人は桜が好きだ。 AIに聞くと、平安時代ぐらいから桜を愛でるようになったとのこと。 今からだいたい1000年以上前だ。 江戸時代には、桜の下でどんちゃん騒ぎも始まった。 学校が3月卒業、4月入学の時代になったのは1900年以降。 そこで出会いと別れが桜と結びつけられた。 もう100年以上続いている。 もう日本人のDNAに刷り込まれているのだろう。 若い頃は桜といえば入学式だった。 未来に向かっている人たちを、祝っているという感じ。 年を取ると、どちらかといえば卒業のイメージ。 だんだんと別れるというイメージになっている。 同期の桜という軍歌も「咲いたからには散るのが定め」と歌っていた。 あれは航空隊を歌っているから、特攻の歌だったろう。 桜の、ぱっと咲いて、すぐに散るというところが、日本人の無常感にあったのだろう。 これが鴨長明の「行く川の流れは絶えずして…」につながるような気がする。 ぼくはもう69歳。 終わりが近づいている。 桜が咲くことよりも、散ることに目が行く。 花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ この一節はもとは漢詩だが、それを井伏鱒二がこう訳した。 やはりこの「花」は桜だったのだろう。 若い頃は「出会い」、年を取ると「別れ」、人生のイベントには桜がついて回る。 これは日本の文化なのだろう。 |
