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2025.04.24 Thursday
競馬好き
こないだ、JRAの面接練習の依頼があった。
以前、医療系を受けていて、内定は持っている学生だ。 幼少期に乗馬を習っていて、競馬が好きになったとのこと。 引退後の競走馬が、ほとんど畜肉になるというのを、なんとかしたいということだった。 ふーん、そうなんか、と練習を離れて事情を聞くと、いい成績の馬は生き残れるが、そうでない馬は屠殺されるのが現実。 たしかに、気の毒だ。 ホースセラピーというのがあって、馬は人間の気持ちがわかり、癒やされるという。 あるいは、警察に騎馬隊を作るとか(今は東京都だけだ)…。 そういうのは、志望動機になるのだが、いかんせん本業ではない部分。 やっぱり本業は競馬の運営なのだから、そっちでは何か言うことはないのか、ということになった。 自分が競馬が好きだというと、友達は奇異な顔をすることが多いという。 女性だから余計にそうかもしれない。 やはり競馬はギャンブルだし、ギャンブルに対する負のイメージがあるのは事実。 そこが難しいところ。 その場でググると、イギリスの競馬は貴族の遊びから来ているので、それほど負のイメージはなさそう。 学生自身の海外の経験を聞くと、メルボルンにいたとき、メルボルンカップというレースがあって、その日はハロウィンみたいに競馬場に仮装して行く人を見たという。 それなら、そういうことを話して、日本の競馬のギャンブルイメージを変えたいなどと言えばどうか、ということなった。 会社時代、同期に競馬ファンがいて、競走馬は血筋が大事だと聞いた。 親や祖父母などまで見て、能力を推定し、それで賭けると言っていた。 彼は、そんなにお金を使わず、それを楽しむということだった。 そういうファンを増やしていくのが大事なのだろう。 その学生も、一応賭けはするが、少額だという。 同期の話をすると、自分も2代は遡って調べるという。 それ以外にも、厩舎や騎手の問題もいろいろあると言っていた。 さすがに詳しい。 競馬ファンの目線ではなく、JRAの立場でそういう問題を話そう、と伝えた。 無事面接を通過すればいいのだが…。 |
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