考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< January 2023 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
老いを知ること
昔の時代劇、大岡越前を見ていたら、年老いてボケた老人がネコイラズで自殺をしたのだが、その息子が自分が殺した、という場面があった。
息子は親がボケて、もう死んでほしいと思っていたのを悔いて、自分が殺したも同然だと嘘をついたのだ。

このドラマをやっていたのは今から40年ほど前。
まだ認知症がそんなに問題になっていなかった時代だ。
今ならこういうドラマは作らないだろう。
認知症では自殺もあり得ない。

大岡越前は、子は親から老いることを知る、と言っていた。
それを教えることが、親の努めだという。
その頃は、これほど長寿の時代が来るとは思っていない。
高度成長の時代だ。

ぼくは母を見ていて、大岡越前の言葉を思う。
認知症になると、こういうふうに生きないといけない、と教えてくれている。

それが親の最後の役目だ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:01 | comments(0) | trackbacks(0) |