考えたこと2

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若者の酒離れ
以前、フランスの若者がワイン離れをしているという記事について書いた。

日本でも、20代、30代の若者のアルコールの消費量が減っている。
国全体では、成人一人あたりの酒類消費数量が、1992年の年間102リットルをピークに、2020年には75リットルまで減少した。
高齢者が増えているから、飲めない人も増えていると思うが…。

別の調査で、週3日以上、1日1合以上飲酒する人は、20代男性ではこの20年間で31%から16%とほぼ半減、30代男性は55%から25%と大きく減少、20代女性も9%から3%へと3分の1に落ち込んでいるとのこと。

やはり若い人が飲酒を減らしているのだ。

コロナ前でも、会社の宴会は減ったと聞くし、若者は飲み会でもビールは飲まず最初から好みのものを飲む、とも聞く。
昭和のぼくらの飲み方とは違うのだ。

下宿していた頃は、落研の先輩や後輩と飲みに行くことも多かった。
落研行きつけの出世男という店の2級酒を飲むと、頭痛がひどかった。
それでぼくはビールでお茶を濁していたが、飲んでほたえる(騒ぐというような意味の関西弁)のは好きだった。

酔っ払って事故で怪我した先輩もいたし、いつも深酒する先輩もいた。
大体は落語の話か、誰かの悪口だったなあ。
悪口といっても、人格を否定するようなものではなくて、笑わすための悪口だ。
飲むと、下らないことでも面白くなったりする。
あれは、ボケとツッコミの練習にもなっていたと思う。

昨今は、夜に飲み屋街を歩いても、酔っぱらいの姿を見ない。
酔っぱらうということに対する考えが変わっているようだ。
酒に酔うのは、かっこ悪いことだという気持ちが強くなっているのではないか。

それに、若い人たちの可処分所得が減っていることもあると思う。
そもそも宴会文化が(コロナの影響もあって)なくなっている。
だから今判断するのは難しいが、減る傾向にあるのは事実だ。

会社に全員揃うということがなくなったのだろう。
リモートワークばかりで、2年間一度も出社したことがないという人もいるという。
オンラインの会議だけで、会社の同僚とつながっているのだ。

フランスといい、日本といい、インターネットの登場でリアルな人とのつながりが減っていっていると思う。
そういうことも、アルコール消費に影響を与えている。

ぼくはやっぱり人付き合いはリアルだと思う。



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