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2023.01.13 Friday
長すぎる寿命
おじさんが亡くなった。
母の妹のつれあい。 叔母さんは82歳。 東京に息子がいる。 おじさんと直接血がつながっている親戚はもういない。 三人兄弟の末っ子で、お兄さんたちはもう亡くなっているとのこと。 ぼくは甥に当たるのだが、母は認知症で葬儀には行けない。 弟には連絡はするが、叔母さんは家族葬だから、別に無理しなくてもいいと言っていた。 他には東京に姪が一人いるだけ。 幸い、休めそうなので、ぼくは通夜も葬儀も出ることにする。 母の代わりだ。 たくさんの人が80歳まで生きる時代。 80歳まで生きると、現役時代の友人とも切れるし、友だちとも切れる。 もちろん親戚がどんどん減る。 生きていても、葬式には来れなくなる。 結局家族葬が増える。 家族葬に出席する人はどんどん減っていく。 死が突然のものから、ある程度スケジュールされたものに変わっていく。 こないだ読んだ宗教の本に書いてあった。 そうなると、宗教など要らなくなるし、墓も不要になる。 長寿社会というのはそういうものかもしれない。 |
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