考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< August 2022 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
ヘテロジニアスインテグレーション
集積回路の性能は信じられない勢いで上がってきた。
90年代ののスーパーコンピューターの計算性能が、今のスマホと同じという話もある。
これはトランジスタの加工をナノメートル単位で小さくしていくことで達成された。
小さくすることで、たくさんのトランジスタが集積でき、演算ができるようになる、ということだろう。

その精度は、10ナノメートルから、7、5と下がってきて、今や3ナノメートルにする勢いだ。
ところが、その動きがちょっと止まったらしい。
新しい技術が出てきたのた。

それがヘテロジニアスインテグレーションというもの。
ヘテロジニアスとは「異質の、異種の」といういみ。
インテグレーションは統合だから、異質のものの統合ということになる。

簡単にいえば、微細な加工が必要な部分と、そうでない部分を一つのパッケージに積み重ねて多層構造にする。
2階建てで作るというイメージ。
従来なかった2階の部分は、そんなに微細にする必要がないもの。
つまり、「枯れた技術で作れる」ということで歩留まりが上がり、コストが安くなる。

この技術で一歩先に出ているのがAMDだ。
ぼくが今回買い換えたノートPCはAMDのCPUを使っている。
安くて速いという評判だから、初めてIntel以外のCPUを使ったものを買った。
一部のチップでは既に3階建てになっているらしい。

そういう技術革新ができることで、また速く安くなる。
平屋から、2階建て、3階建てということだ。

国産のCPUなど全く手が出ない状況だが、2階部分の「枯れた技術」というところでは、日本にも強みがあるように思う。

80年代の日本の強みを取り戻してほしいものだ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) |