考えたこと2

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クリスマス礼拝
今日は生まれてはじめてクリスマス礼拝を見た。
見たというのは、文字通り、Youtubeで学内配信を見たということだ。
コロナの影響で、密を避けるためにチャペルの入場制限があって、配信となった。

10年仏教系で勤めて、今はミッション系の大学。
同じ礼拝でも、仏教では「らいはい」と読んで、仏教系の大学のときは、入学式、卒業式は礼拝を含んでいた。
仏歌が流れ、献灯、献香、献花の順に仏壇に供えるという儀式。
クリスマスのような時期的な行事がないのか、あっても一般は知らないからか、クリスマス礼拝みたいな形ではやっていなかった。
どうしても、入学式や卒業式と礼拝をひっつけると違和感がある。
普段は宗教色を出していない学校だったから、こんな時だけ出すのはなあ、と一般の職員は思っていたし、学生はもっと思っていただろう。
入学式など、びっくりした学生もいたと聞く。

その点、ミッション系は宗教を明らかに謳っているし、クリスマスという季節も手伝って厳かな雰囲気がある。
クリスマス礼拝はキリストの生誕のストーリーをたどるもの、と相場は決まっている。
アメリカの学校などではその劇をやったりしているので、ぼくも知っている。

ナレーターが話し、聖歌隊が歌い、ハンドベルの演奏が続く。
不思議なことに、ブッダの話よりも、キリストの話の方が馴染みがある。
日本では、ブッダというより阿弥陀様の方が有名だが、その阿弥陀はいったいどういうストーリーがあるのかわからない。
聞いても、単にありがたいというだけ。
その点、イエス・キリストは何の説明もなくても、だいたいわかる。

クリスマスは神からの贈り物を感謝する日だ、というようなことを神父?が英語で話す。
物質的な成功は、精神的な成功を意味しないとか、我々の罪を許し給えとか、断片的に聞こえてくる。

きよしこの夜が賛美歌であるのも知らなかった。
クリスマスの礼拝で聞くこの歌は、なんだかジンとくる。

きよしこのよる 星はひかり、
すくいのみ子は まぶねの中に
ねむりたもう、いとやすく。

きよしこのよる み告げうけし
まきびとたちは み子のみ前に
ぬかずきぬ、かしこみて。

きよしこのよる み子の笑みに、
めぐみの み代の あしたのひかり
かがやけり、ほがらかに アーメン

その後、トルストイの「くつやのまるちん」という絵本が紹介された。

最後はもろびとこぞりてのハンドベル。
なんとなく、神様はいいものだと思えた。

冗談抜きに、いいミサだった。







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