考えたこと2

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若者の自殺
「27日に政府が閣議決定した令和2年版自殺対策白書では、昨年の自殺者数は前年より671人少ない2万169人で、全世代的に減少する中、10代が唯一、前年より増加した。15〜39歳の各年代の死因は自殺が最も多く、先進国では日本だけにみられる事態として、厚生労働省は「国際的にも深刻な状況」と危機感を抱く。コロナ禍の今夏には中高生の自殺が増えており、心理的な孤立化を防ぐ取り組みが求められる。」

昨日の産経新聞の記事だ。

10代の自殺が増えているということだが、ぼくも気になることがある。
大学生でオンライン授業が続いているところは、学生同士のつながりもなく、サークルで集まるとか、ちょっとお茶するというような機会もなく、しんどい状態が続いている。
今行っているところは、秋から全面対面授業になっているが、ゼミだけ対面とかいうところは精神的に厳しいだろう。
中学生も高校生も、もう普通に学校に行っているのに、なぜ大学がという声もある。
ぶっちゃけた話、ぼくの大学時代は落研と下宿仲間のダベリがほとんどだった。
今となっては反省するが、でも今のような状態なら辛いだろう。

おまけに、雇用調整でアルバイトはどんどん切られている。
アパレルに行っている卒業生に聞いたら、妹もアパレルをやっているのだが、バイトは全員クビにされたと言っていた。
服だけでなく雑貨等も扱っていないと苦しいらしい。
今の一部の高校生にとって、アルバイトは部活のようなものだから、大変だ。

若い人たちのコロナの死亡率はゼロ。
かかっても、無症状だったり、軽症ですむ。
そういう人たちを家に閉じ込めて社会と断絶させ、自殺を増やしてしまった。
さらに、経済的な要因での自死がこれから増える。
厚労省はもっと社会の超過死亡の原因を発表するべきだ。

今やコロナで死んだ人はほとんど増えないが、若い人たちが孤独を感じて死ぬという図式。

こんなことをやっていて、ほんとにいいのだろうか。
感染を気にして、自殺を増やしているのではないかと思う。

欧州ではロックダウンをした国が、また死者が出ているのに対して、ロックダウンなどせず、学校も今や通常どおりにやって、ハイリスクの高齢者以外は普通に生活しているスゥエーデンは増えていないのが現実。

感染、感染と言わず、もっとそういう報道をすべきだと思う。

ぼくらは若い人が生きにくい社会にしている。





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