考えたこと2

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消防士
昨年度、消防士志望の学生を指導した。
女子にしては珍しい、消防の仕事。
今はどこの消防署も、女子の採用にはわりと熱心。
でも、本当に仕事ができる人がほしいので、そう簡単には通らない。
その難関を突破して、みごと消防に合格。

その卒業生が配属されたということで、挨拶に来た。
半年間の消防学校生活で鍛えられ、身体も締まってちょっと大きくなったように見える。
内定時の希望は予防課だったが、さすがに消防学校を出てすぐということで、ポンプ車に乗っているらしい。
人が足りなくて、救急もやっているとのこと。
まだ女子用の施設が整っておらず、どこの消防署でも行けるという状態ではない。

中学校で消防署のインターンをやって、その時から将来は消防士になろう、と思ったという強者。
途中で日和ることもなく、公務員試験の勉強をして、面接も突破し、見事現役合格を果たした。
身体も小さく、大丈夫かと思うような体格だったが、今日は見違えた。
そんなに変わらないはずなのに、髪をショートにして、学生時代とは全く違って見えた。

やっぱり現場は楽しい、という。
まだそんなに大きな火事はないし、救急でもシリアスなものはない。
配属して1ヶ月足らずだから、そんなものか。
中学生の時からの夢だった消防車に乗れた、ということが一番の感激、と目を輝かせて言っていた。

当直の時に、指令が発動されたと勘違いして寝ぼけて靴を履こうとして足を捻挫し、サポーターをつけていた。
配属されて、緊張の中で寝ていたのだ。
そういうこともあるだろう。

これからきっと厳しい場面もある。
でも、頑張って乗り越えていってほしい。

「また来ます」と言って、いい笑顔で帰った。



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