考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2016 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
グーグルの強み
ぼくら一般ユーザーにとっては、グーグルは何でもタダでできるのがメリット。
クラウド上で文書や簡単な表計算をやったり、プレゼン資料を作ったりできる。
写真を貯めておくこともできる。
今やニュースでもGoogleマップの写真が出てくる時代。
これにかかった経費は莫大だろう。
それでも、タダで提供する。
どこの地点を検索したか、という情報を獲れば広告のネタになるからだろう。
こういうやり方で、ユーザーを増やして嗜好をつかみ、そのユーザーに対する広告で儲ける、というビジネスモデル。

でも、それだけではない。
そういうデーターを集めることで、世の中にどんなデーターがあるのかがわかる。
写真なら、みんながどんな写真を撮っているのか、サンプルがいくらでも手に入る。
それをきっとAI(人工知能)の深層学習に使っているのだろう。

深層学習というのは、脳のアルゴリズムをコンピューターに入れて、あとは膨大なデーターをコンピューターに見せて、文字通り人間がこうやって学ぶ、というやり方でコンピューターに学ばせるやり方だ。
ここで一番大事なのはデーター。
そんなに膨大なデーターを人工的に作るのは難しい。
だから、みんなが作ったデーターを集めるのだと思う。
一人ひとりが撮った写真や書いた文章は偏りがあるが、それが何百万人、いや何千万人分集まれば、コンピューターに学習させるだけのものになる。

ぼくも去年からGoogleフォトを使い始めた。
勝手に画像データーを吸い上げてくれて、それをアルバムに作り分けてくれたりする。
テーマごとに分けることもできる。
一旦入れたらどこからでも見ることができるし、いろんな端末で写真を撮る人はそれをコンピューターに繋いだら勝手にデーターも吸い上げてくれる。
これらの写真で、AIに学習させれば、どんどん賢くなる。

人間はネコの顔を識別できるが、それはネコはこういうものだ、というイメージを頭のなかに持っているからだ。
猫の顔を言葉で正確に言葉で説明するのは難しい。
でも、顔を見ればわかる。
AIは今やネコの種類まで識別できるようになったらしい。

そんなデーターを集めるために、Googleはタダでデーターをクラウドに置かせてくれる。

グーグルがAIに強いのにはワケがある。
そこら中を走り回ってデーターを集めなくても、みんながどんどん入れてくれる。
そのうち、人工知能はあらゆるものを見て、識別できるようになるだろう。

それはいつのことだろうか。
もう目前に来ているのかもしれないぞ。

| | 考えたこと | 21:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
小室等
BSで地球劇場という番組を谷村新司がやっているのだが、今週のゲストは小室等だった。
彼ももう70歳。
吉田拓郎、井上陽水、泉谷しげると一緒にフォーライフ・レコードを作った人だ。
日本のフォークの草分けの、次の人だと思う。
フォークをメジャーにした一人と言ってもいい。

番組ではPPM(ピーター、ポール アンド マリー)の歌を、谷村と一緒に歌っていた。
当時は谷村は関西、小室は関東でそんなに接点はなかったと思う。
番組の最後の方で、2人が対談していたのだが、最後に小室が「こんな風にお話できる日が来るとは思わなかった」と言っていた。
実際、そんな感じだったんだろう。

メジャーになったのは、「出発の歌(たびだちのうた)」だ。
歌ったのは上條恒彦だったが、バックの六文銭というグループのリーダーが小室等だった。
中2からギターを始めたぼくは中3でこの歌を聞いた。
イントロのギターのアルペジオがかっこよくて、当時のギター本を買って弾いたのを覚えている。
吉田拓郎の最初の奥さんは六文銭のメンバーだったはず。

今は「たびだちのうた」で検索すると、ミスチルの歌が最初にヒットするようになった。

中学のころに聞いていたフォークソングを歌っていた人たちも、もう還暦を超え70歳あたりになっている。
昔は髪とヒゲを伸ばしてジーンズ姿だったが、今はテレビに出るときはブレザー姿。
年をとった。

番組では、ボブ・ディランのBlowin' in the windも歌っていた。
実は、若いころはあんまり好きじゃなかった、と言っていた。
でも、ボブ・ディランは当時みんなの憧れの的だったから、言えなかったらしい。
年をとって、聞き直すとよくなった、ということだ。

若いころは、無理していたんだなあ。
カッコつけて、やっていたんだろう。
70歳にして、本音を笑いながら語っていた。

そうだった。
みんな、ギターを持って、カッコつけていた。
70年代。
いい時代だった。

| | 考えたこと | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0) |