考えたこと2

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教員の社会人経験
最近は社会人も教員になる道ができたりしているが、まだまだ社会人経験のある先生というのは少ないのではないかと思う。
世界の教員というのはどうなっているんだろうか、と思っていたら記事があった。

OECDが2013年に調査を行っている。
対象は中学校教員。教育職以外の勤務経験を調査している。
それによると、日本と韓国は教員の8割が社会人経験ゼロ。
最も社会人経験が多いアメリカでは逆に8割の教員がが社会人経験ありだ。

各国別の教員の社会人経験の年数で表すと、日本0.8年、韓国0.7年、アメリカ8.0年、イギリス5.3年、フランス1.6年、スウェーデン5.5年ということになる。
日本と韓国は低い。
また、社会人の経験年数が、教員よりも長い人の比率は、日本では3.2%だが、アメリカは32.4%になる。

今の学校に一番欠けているのは、社会人の常識だと思う。
だから、事務職を増やして、社会人を入れるべきだ、と以前書いた。
もちろん、教員自体の社会人経験者の比率も上げるべきだと思う。
記事にも書かれているが、教員採用の門戸を社会人にもっと開放するべきだ。

しかし、OECDもいろんな調査をやっているんだなあとびっくりした。

TALIS - The OECD Teaching and Learning International Surveyというのが調査名。
教えることと学ぶことの国際調査というような意味だ。
TALISのホームページを見ると、ホントにいろんな調査結果がある。
残念ながら全て英語だ。
探してみるが、なかなか元データーを見つけられない。

文科省のHPでTALISを調べてみると、日本語のページがあった。
しかし、残念ながら抜粋で、肝心のページがない。
文科省は自分に都合の悪いことは訳さないんだろうか。

ぼくは義務教育をもっとオープンにするべきだと思う。
それが改革につながる。
そのためには、教育を専門家の手から社会に取り戻さないといけない。

そこで、社会人を先生にということだ。
教育を中から変えていくためには、教員養成課程を変えることが必要だ。
教員養成課程を大学院にという方向で進んでいるが、それと同時に社会人経験者を教員にする道も広げるべきだと思う。

もう時間はないぞ。

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