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2016.04.26 Tuesday
お金のデーター化
音楽のデーター化が進んで、いつでもどこでも音楽が聞けるようになって、そのコストも下がった。
みんな音楽を持ち歩いて、好きな音楽を聞いている。 家で聞くときも、所有する音楽は最小限でいい。 ストリーミングで聞けば、一定の月額でいつでも聞くことができる。 同じように、お金のデーター化も進んでいる。 オンライン決済というやつだ。 口座から口座へ、お金がデーターのように移動する。 クレジットカードを作れば、ものを買ってもカードを出せば支払いができる。 通販ならコンピューターでお金をやり取りする。 アマゾンや楽天はそのインフラがなければ成り立たない商売だ。 ぼくが子供の頃、お金はモノだった。 モノは動かしたり、やり取りしたりすると、コストがかかる。 現金輸送車で運ばないといけないし、給料袋に詰めたりしないといけない。 だから、どんどんデーターになってきた。 気がつかない間に、どんどん金融は電子化してきた。 でも、そこには必ず銀行というものがあった。 そういうインフラを銀行という仕組みが支えているのだ。 だから、手数料を取る。 ほとんど金利がつかなくても、みんなが銀行を使うのはそういうことも含まれている。 銀行は信用を担保することでお金を取っているのだろう。 しかし、ここでブロックチェーンという技術が出てきた。 いくら読んでも仕組みがわかりにくいのだが、要はたくさんのコンピューターでやり取りを記録するというものらしい。 記録を、ネットワーク上に、みんなでするようなものだ。 常時インターネットに接続しているようなインフラが出来てきたからこそ、可能になったんだと思う。 だから、誰かがそれを書き換えても、すぐにウソだと分かる。 それができれば、銀行に頼らずにお金のやり取りができる、という。 みんなで記録すれば、手数料が要らないのだ。 そこが今までの決済機能と大きく違うところだと思う。 それがビットコインというものだった(らしい)。 今、ヨーロッパではどんどんお金のデーター化が進んでいる。 大きな額のお札は、もう刷るのをやめようという動きもあるらしい。 そんな状況で、フィンテックという言葉も出てきた。 ファイナンシャル・テクノロジーの略だ。 どんどんベンチャー企業が参入しているらしい。 一体どうなっていくんだろうか。 いよいよ、インターネットがインフラになってきたぞ。 |
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