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2006.08.27 Sunday
水金地火木
惑星の数が減ったということで、ニュースでいろいろやっていた。
中に海外の反応という話題もあり、英語での惑星の覚え方を紹介していた。 日本では「水金地火木土天海冥」と、惑星の頭一文字をとって、つなげている。 英語は、各惑星のあたま一文字を取って、文章にするらしい。 My Very Elegant Mother Just Served Us New Pickles. (My Very Elegant Mother Just Served Us Nine Pizzas.) 惑星の名前は… My 水星 Mercury Very 金星 Venus Elegant 地球 Earth Mother 火星 Mars Just 木星 Jupiter Served 土星 Saturn Us 天王星 Uranus New 海王星 Neptune Pickles 冥王星 Pluto なかなか面白い。 こんな暗記用の文章がたくさんあるんだろう。 それにしても、ニュースでは冥王星が惑星でなくなった…ということをしきりに言っていて、まるで冥王星が無くなったみたいだった。 今回は、惑星というものの定義をハッキリして、その定義に基づいて太陽系の惑星を再定義したということなのだが…。 たしかに、月より小さいということなら、惑星とは言いにくいような気もする。 地球の暦で言うと、250年もかけて太陽のまわりを一週するのだ。 この、冥王星の調査の計画があるとのこと。 探査機は既に地球を出発しており、10年かけて冥王星に到達する予定。 10年後なら、順調にいけば生きている時間なので、楽しみだ。 この探査機には、冥王星の発見者(クライド・トンボーさん)の遺灰が積まれているとのこと。 そこには、この計画の主席研究員がこう書いている。 "Interned herein are remains of American Clyde W. Tombaugh, discoverer of Pluto and the solar system's "third zone." Adelle and Muron's boy, Patricia's husband, Annette and Alden's father, astronomer, teacher, punster, and friend: Clyde W. Tombaugh (1906-1997). " ふ〜ん、NASAも粋なはからいをするものだ。 合理性の追求(名目とはいえ)がアメリカという国の国是だと思うが、こういうところはエライ。日本の官僚なら無理だろう。 ケッサクだったのが、占星術の人のコメント。 「無くなっても、余韻が残っていますから、すぐには運勢は変わらない…。」 さすがに、アナウンサーも反応に困って、「余韻ときましたか…」と突っこんでいた。 別に星が無くなるわけではないのだから、それを惑星と呼ぼうが矮小惑星と呼ぼうが、占星術は変わらないような気がするのだが…(実際、そういうコメントしていた占い師もいた)。 国際天文学会の人たちは、ふだんこれほどニュースになることがないからだろうか、何となくうれしそうだった。 採決にのぞむ前日に、「エキサイティングだ」と言っている人がいた。 天文学をやっているような人たちは、そんな浮き世の注目など、無関心なのかと思っていたが、そうでもない。 それにしても、ふだん話題になることがない冥王星が数日間でも話題になったというのは、いいことだと思う。 |
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