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2025.03.13 Thursday
2020年のコロナ
先週から朝ドラは震災時代からコロナ時代に入った。
病院の管理栄養士として勤めているヒロインは、ナントカエクスプレスの船でコロナ感染の騒動があって、学校も職場も自粛という時代。 あの当時、ぼくは普通に毎日学校での仕事で通っていたが、梅田の茶屋町あたりは夕方でもガラガラで、JRの大阪駅も人がいなかった。 今のインバウンドの人混みなど信じられないほどだった。 毎日駅で写真を撮っていた。 しかし、当時のデーターでも感染者数や死者数は欧米の比ではなく、インフルエンザと変わらない病気だったと思う。 テレビでは連日コロナの恐怖を煽り、ワイドショーはその話題で毎日盛り上がっていた。 震災のときと同じく、「コロナでえらい目にあった人」を探して取材したのだろう。 あの騒ぎで、ぼくは完全にマスコミの報道は信じなくなった。 どうして、海外の惨状と、日本を比べて「この違いは何なのだ?」ということを言わないのかと思っていた。 海外のロックダウンは法的なもので、違反したら罰を受ける。 日本は「要請」だ。 それでも、ほとんどの人は従った。 従わない人は、戦時中の非国民のように扱われた。 ずっとマスクをしなかったが、電車の8割以上の人がし始めて、同調圧力を感じた。 ああ、これが日本を戦争に導いた原因かと思った。 半藤一利の戦前の歴史を勉強しておいてよかった。 日本の新聞は第二次大戦を始めるために、景気のいい記事を書いて、大衆を煽り、みんなが対米戦争を望んだ、というのが真実だろう。 それを戦後は隠して、みんな軍部のせいにした。 日本のマスコミの評価が世界でも低い方なのは、そんな体質があるからだろう。 朝ドラを見ていて、そんなことを思い出した。 |
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