考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
高齢でも働きたい
アメリカやヨーロッパでは、早く定年して、「老後」の生活を送りたい、という希望が多いと聞く。
でも、日本ではちょっと事情が違う。
実際、60歳以上の男女3000人にアンケートしたところ、25%が75歳を超えても働きたいと答えたとのこと。

若い人はFIRE(Financial Independence, Retire Early の頭文字を取ったもので、「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉)を望む人もいるのだが、高齢になって意識が変わるのかもしれない。
国によって、年金や保険の制度が違っているとは思うが、日本の年金や保険は、退職者にとっては、そんなにひどいレベルではないと思う。
逆に現役世代にとっては大きな負担になっているが…。

日本人は余暇の使い方が下手なのかもしれない。
フランス人は夏に少なくとも3週間のバカンスを取って、のんびり過ごすという。
実際、若い頃にフランスに長期出張した時、彼らのバカンスらしきものに1日付き合ったが、あれは本当にのんびりしたものだった。

ほぼ、何もしないのだ。
有名な観光地を目指すわけでもなく、美味しいものを食べるわけでもない。
通りがかった町でサマーフェスティバルをやっていれば、寄り道して見て歩く。
昼時になれば、そこらの広場で、フランスパンのサンドイッチを食べる。
ぼくがいたからかもしれないが、あまり喋らず、ただただ時間を過ごす。

日本人が働き続けたいのは、もちろん経済的なこともあるが、それ以外にすることが見つからないということも大きいと思う。
70年代にはエコノミックアニマルと言われた日本人。
特にぼくらの世代以上の男性は、仕事人間が多い。
50代以下の世代は、ちょっと違うのだろう。
保育園や幼稚園の卒園式などで休みを取り出したのも、今の50代あたりからだ。

働き続けるために、リスキリングというのもある。
新しいスキルを身につけるということだ。
そのためのプログラムも、いろいろ用意されている。

ぼくはリスキリングができるのは、50代が限界ではないかと思う。
60歳を過ぎると、難しいかもしれない。
ぼくは57歳で2回目の退職をして、約半年キャリアの勉強をしたが、本当に記憶力の低下には驚いた。
何年かその事に関わっていたにも関わらず、用語や人の名前が覚えられない。
A4で数冊の、全部の厚みが数センチある教科書を覚えるのに苦労した。
あと3年遅かったら、しんどいと思う。

何とか資格を取って、キャリアの仕事を始めたのが、58歳だった。
来年で10年になる。
それでも、今の世間では70歳を超えてはなかなか雇ってくれないだろう。
社会保障会計を考えると、働く期間を伸ばして給付を減らす方向だから、変わっていくとは思うのだが、どうなるかはわからない。

週に数日でもいいから、この仕事を続けたいと思う。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:08 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/244522
トラックバック