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2023.02.23 Thursday
老後のメンタルヘルス
老後とはいつのことを指すのだろう。
一般的には、定年後が老後ということだが、年金のこともあり、働ける間は働こう、という時代になりつつある。 となると、これからの老後は、年限で切るのではなく、その人が働けなくなった時が老後、という考え方になるだろう。 ぼくも65歳になって、いろんなところに問題が出てきた。 若いころにやった腰椎分離症から、脊柱管狭窄症と言われ、歩いていたら足が痛くなる。 朝起きたときには腰が痛い。 中年から、座りすぎの生活が悪かったのか、前立腺がよくない。 目も見えなくなってきた。 老眼鏡を変えないといけない。 左肩は治ったが、右の肩の痛みが治らない…。 母は認知症でホームに入っているのだが、長く生きるとあんな風になるのかと思う。 いつもホームに行くときは古い写真を持っていくのだが、最近は何を見てもあまり表情が変わらない。 すべて忘れたという感じ。 一人暮らしが悪かったのだと思うが、そんなことを言っても仕方がない。 「育ててもらったのに」という罪の意識はある。 そんなこんなで、生きることがだんだんしんどくなってくる。 みんなどんなふうに考えて老後を生きているのだろうか。 老後は旅行をして、趣味を楽しんで…、などというのは、平均寿命がもっと短かった時のことだと思う。 もうすぐ死ぬのだから、それまでの短い間は楽しもうということだ。 でもこれからの人たちは、そんな甘い考えでは無理だろう。 いくらお金に余裕があっても、そんな刹那的な楽しみなどあっという間だ。 毎日ジムに行って健康を維持するのも、周りに迷惑をかけないため、ということだ。 そうなると、単に迷惑をかけないために生きているという状況。 それに耐えられるのかという問題だ。 世間が許せば、体力と気力がある間は働きたい。 それができなくなったら…、を考えるのが、老後のメンタルヘルス対策。 妙案はない。 |
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