考えたこと2

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パシフィズム
戦後日本が追いつけ、追い越せで目標にしてきたのが欧米。
特に戦勝国であるアメリカだ。

アメリカも戦争に勝って日本を占領したが、もう少し遅ければ日本はドイツや朝鮮のように分割されているところだった。
絶妙のタイミングで占領したと言える。
北海道にはソ連からの占領の兵が進んでいたらしい。

アメリカの占領下で日本は高度成長を謳歌した。
調子に乗りすぎバブルになって、90年代からは低成長になり、ほとんど成長率は0付近。
それでも、アメリカ軍が駐留しているから、冷戦中にソ連や中国からの侵略はなかった。
ひとえに、アメリカの力だと思う。
もっとぶっちゃけて言えば、アメリカの核の傘の下にいたからだ。

終戦後、アメリカは世界が平和になると思っていて、ソ連や中国は仲間だと思っていたのだろう。
朝鮮戦争でそれは思い過ごしだとわかり、反省した。
そこからはご存知冷戦の時代。

ベルリンの壁が崩壊して、90年代からは資本主義の勝利かと思われた。
しかし、旧ソ連、中国にプーチン、習近平という独裁者が現れた。
それと同時に、旧西側の国々が、民主主義の「全員で決める」ということのコストが大きくなって、物事を決められなくなってきた。
いろんな原理主義がぶつかっている。

宗教だけでなく、脱炭素や地球温暖化、人種差別やLGBTQI+、陰謀論など、どんどん原理主義が強くなって、分断が進んでいるように思える。

今の世界はまた戦争に向かっているようだ。

ずっと前に、日本の防衛について、いろんな国の留学生にインタビューしている番組があった。
当然、BSなどなかった頃だ。
その時に、どの留学生も「自分の国は自分で守らないといけないから、軍備は当然必要」と言っていた。
当時、ちょっと驚いたものだ。

そんなことがあって、憲法9条について考えるようになった。
トランプ元大統領が、日米安保条約はアメリカが日本を守るのに、日本はアメリカを守らないのか?と言ったのは当然だと思う。
戦後70年も経っているのだから、当時の状況はもう考慮されない。
逆の立場に立てば、日本だってそう思うはずだ。

故安倍元首相の一番の功績は、この片務状態を解消したことだと思う。
それが元で、戦後の民主主義教育で平和憲法を金科玉条のように思っている人たちから嫌われた。
安倍元首相が死んでしまって、敵がいなくなって、それが統一教会に変化したのだと思う。

平和主義は英語でパシフィズム。
諸外国ではパシフィズムはあまりいい意味ではないらしい。
無抵抗主義とか敗北主義というニュアンスがあるようだ。

それでも、日本では平和主義は今でも「最高」の言葉だろう。

ぼくには「平和ボケ」に思えるのだが…。


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