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2022.09.07 Wednesday
宗教は必要か
これまたツイッターで見たのだが、世界的に宗教の信者が減っているとのこと。
宗教学者で作家の島田裕己がこう言っているらしい。 「「日本で、そして世界で宗教が捨てられようとしている」人々の宗教離れ自体は100年以上前から世界的に続いてきたと言われているが、それが直近30年間で急減に進んだ。神道系で1割、仏教系で2割、新宗教は3〜6割も信者が減っている」 「その理由は、死生観の変化によって人々が死後の救済を信じなくなったため。それは裏返せば、人々の生への執着が強くなり、現世での不利益や死への不安がより強くなったとも言い換えられる。」 つまり、科学が進歩して、みんな神や仏を信じなくなったから、死後の世界など信じなくなった。 寿命が伸びて、不慮の死が減り、死がスケジュールできるようになってきた。 ある年齢まで生きると、おそらく80歳から90歳まで生きるという予定が立つ。 みんなが宗教を信じなくなったから、「救い」を求めてSNSなどのフェイクニュースを信じるということになっている。 なんとなく、納得のできる話だと思う。 それに乗って、人々の不安を煽ることをマスコミが商売にし始めた。 ネット世代の若い人たちは、もともとネット以外の従来のマスメディアは見ない。 となると、相手は年寄りだけだ。 その人たちは信仰を失って、死がスケジュール化されており、とにかく「安心」を求める。 その安心を求める気持ちと、SNSのフェイクニュースやマスコミの不安を煽るビジネスがマッチする。 コロナも放射能もその影響で日本は大損をしている。 欧米はキリスト教が強いから、そんなに煽られないのだろう。 もうマスクもなく、原発にシフトしようとしている。 環境原理主義はちょっとしんどいが…。 日本はいつになったらこの負の連鎖から解放されるのだろうか。 やっぱり宗教は必要なのだと思う。 島田裕巳の書いた「捨てられる宗教」。読んでみようと思う。 |
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