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2022.05.03 Tuesday
量子ドット
フェイスブックが社名をメタに変更して、ネット上の仮想空間(メタバース)に注力すると発表してしばらくたった。
ぼくはあまり魅力を感じないが、応用範囲が広いからやっているのだろう。 メタバースを見せるためのディスプレイが開発の肝だと思う。 アタマにつけたりかぶったりするやつだ。 新しい3Dディスプレイというのは、空中に映像を映し出す新しいタイプのもので、どんどん進んでいるらしい。 「3D世界の没入感を見せられる」ようになっているとのこと。 これらのディスプレイには、ミニLEDやマイクロLED、量子ドットなどの技術が使われると書いてあった。 ミニLEDやマイクロLEDはLEDを小型化したもの。 でも、量子ドットというのは何のことかわからない。 記事によると、ミニLEDを使うと、有機LEDと同等以上の性能になる。 マイクロLEDは液晶ではなく、それ自体が発光するディスプレイを作ることができるらしい。 量子ドットは「ナノスケールの材料を用いた半導体で、青色LEDの光を照射すると赤や緑の強い光を発生する」ものらしい。 文科省の「量子ってなあに?」というサイトには、量子について「粒子と波の性質をあわせ持った、とても小さな物質やエネルギーの単位のことです。物質を形作っている原子そのものや、原子を形作っているさらに小さな電子・中性子・陽子といったものが代表選手です。」と説明されている。 以前、量子の絡み合いについて読んだ時に、そんなことが書いてあった気がする。 要はニュートンの物理法則に従わないものだ。 今やそんな技術を使って、ディスプレイは開発されている。 量子力学がこれほど実用になるとは思わなかった。 何となくとらえどころがなくて、わかったようなわからないもの、というのが量子について書いたものだった。 あの天才アインシュタインも疑ったのだ。 でも、原子や電子のレベルになると、そうなるのだから仕方がない。 見つけたり、考えたりした人たちはすごいと思う。 こんなことにも時代を感じるようになった。 それだけ長いこと生きたということだろう。 なんだか話が変な方向に行ったが、これでいいのだ。 |
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