考えたこと2

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エネルギー安全保障
ウクライナとロシアの間で戦争が起こっている。
ロシアが一方的に侵略した。
1月にはプーチンは侵略を決めていたという情報もある。

ということは、1月の時点で、プーチンには勝算があったということだ。
負けるとわかっている戦争はしない。
おそらく短期決戦で一気にやってしまおうと思っていたはずだ。

21世紀になって、初めて戦争をした愚かな指導者というレッテルを貼られることは覚悟していただろう。
それを正当化するために、わざわざ論文を出したりしている。
それも短期で終わってしまえば、悪評も薄いだろうと思っていたのか。

意外にウクライナが強いので、予定外に時間がかかっている。
そうする間に、いろんなところで制裁措置が決まっている。
国連でも、ヨーロッパも、アメリカも、日本も腰が引けながらやっている。
ロシア国内でも反対する人もいる。
そういう人たちはすぐに秘密警察が摘発されてしまう。

でも、なぜ勝算があったのかということだ。
それは言われているように、天然ガスのパイプラインで欧州にエネルギーを供給しているという強みと、ドイツを始めとして「地球温暖化を防ぐための脱炭素」という弱みがある。

早い話が、環境原理主義につけこんだのだ。
欧州は緯度が高く冬が寒いから、この時期を選んで侵略したのだろう。
おまけに、原発付近を攻撃して、原発は危ないという意識を持たせようとしている。
これは明らかに欧州に対する影響を計算してのことだろう。

未だに金融制裁しても、パイプラインの代金支払のルートは閉じていないとのこと。
そこを閉じれば完全にロシアは金融的に孤立するのだが、ドイツがロシアの天然ガスの依存度が高く、止められない。
それがプーチンが戦争に踏み切った原因の一つだと思う。
東ドイツ出身のメルケル元首相が、ロシアに依存するように仕向けたのかもしれない。

ドイツは緊急措置で石炭火力や原発を動かすことにした。
それが安全保障の一環になる。

日本も小泉進次郎みたいな原理主義者の言うことなど聞かず、現実的な計画を立てるべきだ。

電気代、ガス代など、エネルギーコストはどんどん上がっている。
これからまだ上がるだろう。

鉄腕アトムは小型原子炉で動いていた。
手塚治虫は、原子炉は夢のエネルギーとして描いたのだ。
第二次大戦の原因は、アメリカが日本への石油輸出を止めたことだった。
手塚はきっと原子力によって、そういうことはもう起こらなくなると思ったのだろう。

今回のロシアの侵略も、エネルギーをロシアに過度に依存したヨーロッパの足許を見たのが原因だと思う。
そんなことをしなければ、侵略は起こらなかったかもしれない。
それほどエネルギーは大事なのだ。

3.11の影響で未だに多くの原発が止まっている。
本当にこのままでいいのかと思う。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:59 | comments(0) | trackbacks(0) |

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