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2021.08.01 Sunday
思い、思われ、ふり、ふられ
高校生の恋愛もののアニメ。
これでもか、という内容を突っ込んでいる。 2組のカップルがお互いに結びつくまでのストーリー、と言ってしまえば、それだけのこと。 キャラクターの設定がよくできていて、単純だが飽きさせない。 適度にドロドロしていて、適度にあっさりしている加減がちょうどいい。 こういうのは、日本のアニメの独壇場だろう。 アニメだからこそ、ギャグっぽいセリフのときには完全に顔がギャグ漫画になる。 今のアニメは表情の描き方も上手にデフォルメされているから、実写よりも面白い。 こういう細かい所のノウハウが日本のアニメの強みなのだと思う。 まあ、こういうアニメにありがちな、現実離れした学校や文化祭、親子関係、友達関係なども、アニメだから許せるという感じ。 女性はみんなかわいくて、男性はみんなイケメンだ。 それでも、こんな設定ありえへん、という気にはならない。 若い人たちにアニメの声優やアニメーターという職業が人気があるのは、さもありなんと思う。 結局日本が得意な2次元のアニメーションというのは、そういう夢の世界を描いているのだろう。 たとえ、それが日常生活のドラマであってもだ。 だから、還暦を過ぎても楽しめる。 余計な情報がない分、ディテールを描くことができる。 それが2次元の良さだと思う。 |
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