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2021.01.29 Friday
最後の授業日
この時期の大学は後期の試験前だが、今どきのまともな4回生は卒論以外はほとんど単位を取っているので、あまり来ることもない。
でも、今日の昼に2人連れ立って学生が来てくれた。 今日が最後の授業だという。 出席番号が近くて、仲良しだった2人だ。 去年の「グループ面接講座」で指導した2人。 毎回5人の定員なのだが、ドタキャンが相次いでその回は2人しかいなかった。 2人になるとこちらも名前を覚えて、その後のフォローもコロナの緊急事態もあり、電話フォローなどもやった。 どちらも数回しか面談していないのだが、それでも大学で一番お世話になったと言ってくれた。 一人は授業もないのに、挨拶のために来たとのこと。 おそらく、提出するレポートが有り、そのために来たのだろうが、嘘でもうれしい。 そういう学生は多くはないが、過去にも何人かいる。 大学にとってはキャリアの部署は必要悪。 そんな支援部署がなくて就職できるのが一番いいのだ。 下位の大学ではキャリア支援を売り物にしている学校もあるが、ぼくは本来「黒子」だと思っている。 学生にしても、やっぱり自分の力で就職を決めたいだろうし、キャリア支援の部署は黒子に徹しているのが必然だろう。 それでも、中にはそういう声をかけてくれる学生もいる。 ありがたいことだ。 こちらが親身になって相談に乗れば、嘘でもそう言ってくれる学生がいるという事実。 4年間も過ごし、そのうちの就活の時期にちょっとだけ世話をする。 今日話した学生など、集合型の講座を入れても10日ちょっとくらいの日数。 他にもっとお世話になった人もいるだろう、と思う。 今年の卒業式は二人のリクエストもあり、出勤にした。 袴姿を見送ってやろう。 |
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