考えたこと2

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絶滅危惧種
おそらく日本で一番多いのはサラリーマン。
それが絶滅危惧種であるという記事を読んだ。
びっくりする。

絶滅危惧種になった原因は、日本の経済成長がほぼ止まったこと、人口の伸びが止まったこと、そしてなにより、少品種大量生産の時代が終わったことの3つらしい。
たしかに、経団連の会長も、トヨタの社長も、終身雇用を守っていくのは難しい、と言っている。
その事実はあるが、サラリーマン自体がなくなるとは思えない。

年功序列賃金で自動的に年をとって給料をたくさんもらっている中年が問題になっている。
それが「働かないおじさん」という、40代〜50代の人たち。
そういう人たちが目立つようになってきたということだ。

それはおそらく、インターネットの発達で情報伝達が簡単に行えるようになり、中間の仕事が減ったことに由来するのだと思う。
古い組織なのだ。
それを日立やトヨタはリニューアルしようとしているのは事実。
そうしないとグローバルには戦えない。

記事によると、黒字決算で好調な企業が45歳で早期定年などのリストラをやっている。
余裕のある間に、整理しようということだ。

「そもそも、これまで日本の労働者は守られ過ぎてきた。欧米の労働市場は、日本よりはるかに流動的である。一流企業は何年もかけて育てないとモノにならない新卒など採用しない。採用するのは他社で経験を積み、スキルを磨いてきた即戦力の人材だ。」

「要は、これからは会社に食べさせてもらっている人は生き残れず、自分の力で食べていける人だけが生き残るようになる。そして、自分の力で食べていける人にとって、会社に所属するかしないかは二次的な意味しか持たないようになっていく。」

ということだ。
会社に食べさせてもらっている人=働かないおじさん、という図式。
非常に厳しいと思うが、その変革は手を付けざるを得ない。

それとともに、127万社の中小企業が後継者不足で廃業の危機だという。
雇用が危機なのだ。

記事では今のコロナの状況を分析し、だからサラリーマンは資本家になるべきだと書いている。

ぼくは、それこそ難しいと思う。
今、会社にぶら下がって食わしてもらっているおじさんたちには、そんなことは出来ない。

どうやって、これからの荒波を乗り切っていくのか。
それには規制緩和しかないと思う。

規制を緩和し、ウーバーのような働き方を認め、新しい産業を起こしていくこと。
解雇規制も緩和せざるを得ない。
年金の問題など、今の正社員の制度とひっついている問題もあるが、そこは英断しないと前に進まないだろう。
それこそ、大手術になると思う。

従来からの既得権を廃し、そこまでの規制緩和ができるかどうか、そこにかかっていると思う。




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