考えたこと2

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15歳のPC使用率
ツイッターにOECDの調査で、15歳時点での自宅・学校でのノートPC使用率が出ていた。
それによると、日本は「学校にノートPCがあり、自分も使う」が調査国の中で最低の12%で、「自宅にノートPCがあり、自分も使う」はドミニカに次いで下から2番目の34%という結果。
ちなみに上位のオーストラリアは学校では75%、自宅は85%くらいが「使う」だ。

15歳というと、日本では中学3年生。
調査対象はアメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、スイス、デンマーク、フィンランド、アメリカ、ブラジル、メキシコ、ドミニカ、モロッコなどの国々。

2009年からの10年で使用率が下がっている唯一の国が日本らしい。
日本人はスマホは持っているが、ノートPCは持っていないということだ。
それにしても、調査対象の中でほぼ最下位というのはびっくりした。
家にWifiがあるのなら、パソコンの方が圧倒的に安い。
ChromeBookなら3万円で買える。
お金の問題ではなく「要らない」と思っているということだ。

たしかに、今の大学生を見ていても、スマホやタブレットは使えるが、PCはあまり得意ではない人が多い。
「キーボードが苦手」ということだ。
だから、事務職は嫌だということにもなっている。

スマホやタブレットはアプリやサービスを使う側の端末。
パソコンはそのアプリを作る側の端末だと思う。

本当に最近の若い人たちを見ていると、スマホで何でもやってしまう。
場面によっては仕方がないが、もったいないと思う。
パソコンの方が画面も広いし、情報量も多い。
慣れると入力は圧倒的にパソコンの方が早い。

それも高齢者ではなく、15歳の若者だ。
ティーンエージャーが、パソコンに触れる機会がない、ということだ。
日本がいかに若い人たちを育てていないか、よくわかる。

今の中学校にどれくらいパソコンがあるんだろうか。
中学の先生は学校でパソコンを使っているのだろうか。
現在の公立学校のコンピューター1台あたりの人数は5.4人だという。
結局パソコンがあっても、使えなかったり、指導する人がいなかったりするのだろう。

ちょうどニュースで「小中学校で「1人1台」パソコン配備 26兆円の新・経済対策」というのがあった。
政府が打ち上げ花火を上げた形だが、これもどうなるのだろうか。
先進国のオーストラリアやアメリカの事例はどうなんだろうか。

今までほったらかしでこんな状態になって、いきなり「1人1台」では、教員が全く追いつかないとも思うが…。
道具があればいい、というものでもない。
カリキュラムや教科書をどうするかというところからだろう。

教育現場でノートPCを使う、ということについて、本気で考えないといけないぞ。
文科省や教育学会に任せていてはいけない。
すでに教育ソフトを作っている会社や、塾などの事例も研究しないと。

本当に遅まきながら…。




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