考えたこと2

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現金離れ
上海ではキャッシュレスが進んで、現金を持たなくても生活できるそうだが、アメリカでも若い世代はそうなってきているらしい。
ウォール・ストリート・ジャーナルにそういう記事があった。

20歳の大学生の子供が家の仕事を手伝ったのだが、父親から50ドルを渡されると、アプリ経由でスマホに送金して欲しい、と頼まれたとのこと。
形のある現金よりも、電子マネーの方がいいということだ。

そのためのサービスが「ベンモ」や「キャッシュアップ」というもの。
アメリカの大学のキャンパスでお金を借りて、会ったら返すと言うと「Just Venmo me!(ベンモで返してくれたらいいよ)」と言われるのが日常になっているらしい。
ネットで調べると、ベンモにはソーシャル機能があって、大学のサークルの集金などに使えるということで一気に広まったらしい。
上海は言うに及ばず、アメリカでも若い人たちの間ではそういう状態。

しかし、アメリカの年寄りにはまだまだ現金信仰がある。
親の世代は、現金に勝るものはないと思っている。

一方で、国自体は現金離れが進んでいるとのこと。
ベンモのアクティブユーザー数はアメリカに4000万人いる。
教会の寄付集めをベンモでやることもあるらしい。

若い人たちはスマホでお金を送りあって、そのままスマホで使う。
現金は却って不便だから、そのほうがいい、ということだ。
「Vemmo」というアプリの名前が、動詞になっているくらいだから、かなり一般的になっているということだろう。
検索するのを「ググる」というのと同じだ。

このままいくと、何十年か先にはこの世から現金がなくなるかもしれない。
今でも流通している以外のお金はほとんどデジタルになっている。
以前亡くなった代議士のように、隠し部屋に現金で持っている人などもういないだろう。

預金は今は通帳があるが、ネットがメインになれば通帳はなくなる。
ソニー銀行は通帳レスだ。
もう形のあるものはなくなりかけている、といえばそうなのだが…。

ぼくは現金派とは言わないが、半分は形のあるもの派。
まだメガバンクの通帳を持っている。
でも、その他は形がない。
証券会社は最初は株券という形があったが、合理化のためになくなってしまった。
効率化してコストを下げようとすると否応なく、そうなってしまったのだ。

日本でも、いずれ現金はなくなるのだろう。
世の中の必然だから…。

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