考えたこと2

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イチローの引退
東京ドームでの大リーグの試合のあと、イチローの会見があった。
夜の11時半になってもドームから帰らないファンに、グラウンドで手をふって応えた。

ずっと安打が打てず、しんどかったのだろう。
結果を残してなんぼの世界で、それを残し続けてきたイチロー。
日本でも、アメリカでも記録を打ち立ててきた。

そのイチローも、ついに引退。
まだまだやれそうだが、彼が決めたことだ。
去年、試合に出られなかったのが、影響したなどというと、イチローに怒られそうだ。
試合に出なくとも、常に身体を用意することは怠らなかったという。

いろんな記録を作ったし、大リーグの若い選手たちで彼に憧れていた人も多い。
同じ日本人として、誇らしい。

毎日同じようにカレーを食べるとか、専用の機械で毎日身体を作るとか、いろんな伝説があった。
年をとって、白いものが目立ち、短髪になった彼を見ると、「野球道」というような言葉が浮かぶ。
どことなく、お茶目ではあるが、「僧」というようなイメージもある。

日米通算で4367本のヒットを打った。
最後の打席はショートゴロ。
試合の後、マリナーズの選手みんなとハグしていた。

「今日のゲームを最後に、現役生活に終止符を打ち、引退する」と自分で言った。
キャンプ終盤に引退を決めたという。
やはり大リーグは厳しい。
開幕戦までは出場が決まっていたが、そこから後のことはオープンだったとのこと。
それがこんな結果(無安打)になって、やはり引退しよう、と考えた。

それまでは自分が喜べればいいと思っていたが、ヤンキースに行ってから、ファンが喜んでくれることが一番の喜びになった。
貫いてきたことは、ストイックな野球に対する愛。3年目までは野球は楽しかったが、そこからは苦しかった。
自分の実力以上の期待を背負ったりしたのだろう。

何度も「おかしなこと、言ってます?ぼく?」と聞き直していた。

最後にヒットを打って、結果を残したかったとのこと。
それは正直な気持ちだったと思う。
それでも、普通なら去年で終わっていたところを、マリナーズが自分に今年、こういう機会を与えてくれたことは大きなギフトだった、という。
そこで結果を出せなかったから、引退ということだろう。
潔い言葉だと思う。

引退会見でも涙はなく、さすがイチロー。

「後悔などあろうはずがない」と言い切った。
常に練習を怠らず、精一杯のことをやってきたからこそ言える言葉。
厳しい大リーグのビジネスも見え隠れするが…。
それにすら、感謝して、バットを置く。

お疲れさま。




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