考えたこと2

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二極化
今日安部総理が話していたが、若者に夢を、というようなフレーズが何度も出てきた。

若者に夢をというなら、地方にお金をばらまくのはやめて、社会保障を何とかすべきだと思う。
あの作文は誰が書いたのか知らないが、もうちょっとまともなことを言ってほしい。

社会保障の重荷を軽くしないと、若い人たちが夢など持てない。

アベノミクスで株価、株価と言っているが、株価が上がって喜ぶのは直接的には株主だけ。
円安、円安と言っているが、こちらは輸出企業が喜ぶだけ。
その輸出企業も、原材料や電力費は円安で上がるから、どうなんだろう。
輸出をやっていない中小企業は苦しいにきまっている。
一般的には輸入に頼っている部分は値上がりして、消費が落ち込む。

エネルギーは原発を止めて、ほぼ火力に頼っているから、円安でどんどん電気のコストは上がる。
これで経済は持つのだろうか。

今の図式は、輸出企業の株を持っている人が一番儲かって、株を持っていない人は、エネルギーコストが上がることや、輸入商材の値上げでシンドイということではないか。
まあ、中には給料が上がってよかったという人はいるだろうが、ごく一部だろう。
要は二極化が進んでいるということだ。

そんな中で、また公共事業で地方にお金を持って行こうとしている。

地方の農業を活性化するには、農業の市場経済化をするしかないと思う。
減反などやめて、コメを輸出するとか、そういうことはできないのか。

たしかに、これから農業は大事だと思う。
だからこそ、守るのはやめて攻めないといけないと思う。
何もせず、コメを作らなかったらお金をあげますというような状態では、誰もやる気にならない。
苦しんで頑張ってきた産業が、今まで日本を支えてきた。
そういう産業をもっと作らないといけない。

人のやる気や、お金の動きや、どんなものが売れるかなど、政府にはわからない、というか誰にもわからない。
やってみるしかないのだと思う。
だからこそ、自由が大事なのだ。
やってみる人が出てくるような状態こそが大事なのだろう。

年金や医療費の問題は、払う人がどんどん減って、貰う人が増えてくると、今まで貯めたお金は減っていくということだ。
介護も急増していて、健康保険組合もシンドイ。
どう考えても、今みたいなやり方では先が見えている。

そんなアタリマエのことが、目先のことではないというだけでわからない。
若い人たちから取って、年寄りが使う。
厚生年金は、2030年には枯渇するという人もいる。
早く手を打たないと、ホントに困ることになると思う。
GDPもドルベースで比較するから、円安で下がる。
日本は貧しくなる。

いつまでも国債で借金するわけにはいかない。
いつかは信用がなくなり、いくら国債を発行しても誰も買わないどころか、今までたまった国債をどんどん売る人が出てくるだろう。

きっと国の役人はそんなこともわかっているはずだ。
地方議員の中にはロクなのがいないことは今回判明したが、国の役人はそれなりの試験を通って採用されている。
だから、計算はできるはずだ。

このままでいいのかと思う。

そう思っているのだが、そんなことを考えていると暗くなる。

ヒマだから、そんなことを考えるのだろうか…。

どうしてみんなそう思わないんだろう。


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