考えたこと2

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文系も数学を
経団連が大学教育を見直すべきだ、という提言をまとめるらしい。
デジタル分野の人材確保を目指す提言だ。
そこで「文系学生も数学を」ということになる。

まことにいいことだと思う。
今の経団連会長は理系の技術系だろう。
その人になって、ようやくこういう話が出てきた。

12月3日に経団連が若い人材の育成に向けて提言を出して、その後大学と対話する場を設けて意見交換をするという。
本来なら、大学自身が変わらないといけない、ということだろうと思うが、文科省と大学は現状を維持しようとして、全く変わらない。
だから、業を煮やして経団連が働きかける、ということだ。

今までサボってきたツケが来たのだ。

日経によると、

「大学には文系と理系でそれぞれ偏りすぎた教育内容の見直しを迫る。ビジネスの現場ではシェアビジネスやデジタルマーケティングが広がり、統計などの知識が必要と考える経営者は多い。データを扱うために「最低限の数学」を学生が学び続けるよう求める。」

とのこと。

ぼくは10年ほど前に大学にいたとき、学長と学部長、学科長の会議(事実上の最高意思決定機関)で、「割合がわからない学生に学士号を与えていいのか」と言ったら、「それは学士号の対象ではない」と言われた。
「しかし、それは世間の人の期待と違う」と言ったが、取り合われなかった。

さすがに大学も経団連に言われたら、ちょっとは変わるだろう。

今まで文科省も大学も、気づいていても全く変わろうとしなかった。

ようやく、これで少しは変わる。
三流官庁の文科省も、少しは心を入れ替えるのではないか。

大学が変われば、高校も変わる。
高校が変われば、中学も変わる。
中学が変われば、小学校も変わる。

時間はかかるが、そういうふうに変わっていくと、日本もマトモになる。

就活ルールなどどうでもいいのだ。

学生が変わらないといけない。




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