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2018.11.23 Friday
1万人の第九 最終練習
水曜日は第九の最終練習だった。
去年もそうだったが、最後の練習となるといつもと違う。 何となく緊張感が漂う感じ。 もうすぐ本番という気持ちがそうさせるのかもしれない。 2年目のぼくも、またあの大阪城ホールで歌うのかと思うと、ちょっとうれしくなる。 当日になると、またあの長い時間座って待つという苦行が待っているのだが‥。 今回は本当に通しで練習をやった。 最初は発声練習。 歌わず、話すこと。 喉を開けて、力を抜くこと。 鼻の息で硬い響く声を出すこと。 足で舞台をつかみ、骨盤底筋に力を入れて息を吐くこと。 口は開けて、軟口蓋を意識すること。 肩甲骨を緩めて息を吐くこと。 こういうことをずっとやってきたが、少しでも思い出してやってほしい、ということだ。 前回に続いて、4楽章が始まって立つところからやった。 去年もやったが、実際には立つタイミングで観客席の照明がつくので、そんなに気にしなくても大丈夫。 みんなの気合が伝わったのか、最終練習はいつもより良かったと思う。 声に張りがあった。 ぼくは練習はしたものの、まだ完全には歌い出しのタイミングや歌詞が完全ではない。 最後の2つのパートが難関だ。 それでも、第4楽章全体やソロのパートも入って通しでやると、ようやく第九をほんとに歌っているという感じになる。 それがみんなをその気にさせるのだろう。 いつも先生が言うが、歌うときには身体で用意をしておく必要がある。 あくびの口で、息を横隔膜で吸って、歌詞の最初の子音を出せるように口の形を整える。 どうしてもリズムが日本人になりやすいので、ちゃんと跳ねるリズムを意識する。 それらの用意をして歌うと、歌い出しが遅れず、最初から声が出る。 何事も最初と準備が肝心だ。 最後にコダマ先生が2曲ほど歌ってくれた。 さすがにプロだ。上手。 帰ってみると、先生のフェイスブックにクラスへのメッセージが書いてあった。 最後にドイツ語で、Viel Spass!と書いてある。 調べると、「楽しんで!」という意味だ。 本番はみんな気合が入って、リズムが走るし、声のコントロールができなくなったりする。 でも、力を抜いて、楽しんでやれば大丈夫ということだ。 楽しもう。 |
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