考えたこと2

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不機嫌なオジサン
最近、人混みで不機嫌な人が多い。
昨日も踏切を渡るときに、自転車に乗った若い女性と接触しそうになったオジサンが露骨に不機嫌な顔をしていた。
口が動いていたから、文句を言っていたのだろう。
オジサンはどう見ても定年後、女性は子育て中という感じだった。

大阪の雑踏でも、不機嫌なオジサンが多い。
大阪駅の夕方はすごい人混みなのだが、そこを歩いている人を見ても、見るからにサラリーマンという人たちはそうでもない。
その時間、そこに居合わせたというような感じのオジサンはやっぱり不機嫌そうな顔をしている人が多い。
仲間と一緒なら、そうでもないのだが、一人でいるとそんな感じだ。

ぼくはたいがいその時間は帰り道なので、一人で歩いている。
歩くのが遅い人がいると、抜かしたい気持ちになるが、あまりにも混んでいると抜くに抜けず、ゆっくり歩く。
早くいかないと、電車に間に合わないと思うのだが、仕方がない。
たいがいイヤホンで何か聴いているから、気は紛れる。
そういう心の余裕があれば、不機嫌にならずに済む。

男性は会社を離れると、孤独になりやすい。
孤独が好きなら、まだいい。
話好きの人は、困るだろう。
会社で同僚と話をしていたのが、辞めると話し相手がなくなる。
話題も会社の関係の話題だったりすると、誰でも話せるというわけでもない。
そういうのが鬱積して、不機嫌になるのだろう。
その気持ちはわかる。

ずっと会社で頑張ってきて、地域とのつながりもないと余計にそうなる。
それでも、今なら65歳くらい。
まだまだ元気だ。

会社で培ったスキルを活かせる場所があれば、継続して働くことができるのだが、会社人間であるばあるほど、自分の会社以外に働き場所を見つける気にならない。
そんなこんなで、街に不機嫌なオジサンが増えてくる。

オジサンたちは高度成長期の雇用体制の犠牲者なのだろう。
70年代にエコノミックアニマルと言われ、転勤は絶対だったし、バブルで浮かれ、バブルが崩壊してからはITの波に追われ、気がついたら定年。
もちろん、給料も上がったし、ポストもそれなりに処遇された。
それでも、私生活はあんまり考えてこなかったのだろう。
そのツケが今来ている。

これからどんどん不機嫌なオジサンは増えていく。
オバサンも増えるかもしれない。
そういうぼくも予備軍だ。

これを解決するビジネスを考えたら、儲かると思う。



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